平成25年(2013年)無所属議員 行政視察


 栃木県大田原市は栃木県の北東に位置し、全国で最も先進的な予防接種事業を行っている地方自治体として有名です。2013年段階で、任意接種の水痘ワクチン、おたふくかぜワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、成人用肺炎球菌ワクチン全てを半額助成しています。

 また、風疹流行に伴う風疹、MRワクチンの半額補助も始めました。ぜひ一度この先進的自治体を訪れて、実際の予防接種事業を行っている担当者の方から、直接お話をうかがうことが、私の年来の希望でした。

 大田原市に視察の要望を出し、先方の承諾をいただいて、2013年5月22日(水)大田原市を訪問しました。


 平成25年5月22日(水)、私は無所属議員として、栃木県大田原市で行政視察を行いました。

 栃木県大田原市は栃木県の北東に位置し、全国で最も先進的な予防接種事業を行っている地方自治体として有名です。任意接種の水痘ワクチン、おたふくかぜワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、成人用肺炎球菌ワクチン全てを半額助成しています。 
 また、2013年の風疹流行に伴う風疹、MRワクチンの半額補助も始めました。

 ぜひ一度この先進的自治体を訪れて、実際の予防接種事業を行っている担当者の方から、直接お話をうかがうことが、私の年来の希望でした。そして、品川区議会事務局を通じて視察要望を出し、大田原市が受け入れてくださり、5月22日(水)行政視察を行ったものです。

 当日、大田原市役所を訪問し、大田原市役所議事課佐藤主査にご案内いただき、市役所会議室で予防接種行政を担当する益子健康政策課課長、榎本健康政策課感染症予防係長、小林健康政策課感染症予防係担当看護師の方からお話をうかがいました。

 また、市議会の高崎和夫議長からもごあいさつをいただきました。

大田原市役所 会議室での質疑 担当の方々と

 あらかじめ、私の方から、
①大田原市の予防接種助成事業の概要について
②法定外予防接種の助成に対する、市の基本的な考え方について
③予防接種費用の財源について
④医師会、医療機関との連携について
⑤事業展開でおきた問題について
について、質問を提出してあったため、市の方でこれらの質問に対する資料の作成してくださり、これをもとにいろいろと質疑を行いました。

 私の質問のうち、
①の大田原市の予防接種事業については、詳しい資料を作成してくださったので、よく理解できました。
②と③の予防接種費用の助成に関しては、市長のマニフェスト「医療と健康最先端のまちづくり」に基づいて、積極的な施策が展開されているという、回答でした。
 やはり、新しい、そして必要な案件を実行するには、熱意あるリーダーのトップダウンが必要なのだと感じました。
④の医師会との連携では、市長をはじめ、さまざまなレベルで接触を持ち、よき協力関係を築きあげているということでした。
⑤については、今のところ、大きな問題は特に起きていないという回答でした。

 その他、いろいろと質疑応答を行うなかで、品川区でも区民のために、予防接種行政を推進していくためには、どのような行動をとっていくべきなのか、ヒントのようなものをつかんだ感触がありました。

 今回、かねて念願だった先進的な予防接種行政を展開している大田原市を訪れ、直接担当の方々にお話しをうかがえたことは大きな収穫でした。

 品川の子どもたちのため、今回の視察を十分に生かしきり、品川区の予防接種施策を推し進めていきたいと改めて決意しました。


 栃木県大田原市について、もう少し報告します。


 大田原市は栃木県北東部に位置し、東北新幹線だと那須塩原駅が下車駅になります。駅から西側が観光地の那須、塩原地域で、大田原市は反対側の東側となります。

 市役所へ行く途中、市営バスから眺めた景色は、水田の広がる、のどかな純日本風の田園風景でした。

 いただいた資料(左写真)をみると、イトヨやミヤコタナゴが生息しており、ザゼンソウの群生地があるなど、自然豊かな地域のようです。

 また、源平合戦の那須与一の故郷でもあり、芭蕉も訪れ「木啄も 庵は破らず 夏木立」と詠んだという、雲巌寺など、名所旧跡もたくさんあることを知りました。

 ちなみに大田原市の、ご当地ゆるキャラは与一くんで、大田原市の標語は「住む人が輝き 来る人がやすらぐ 幸せ度の高いまち」だそうです。

 那須にはときどき旅行しますが、今後はぜひ反対側の大田原市の方にも足を運びたいと思います。


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