第21回 鈴の木こどもクリニック-母と子どもの講演会のご報告

講演の様子 実習風景

 2018年9月8日(土)、「第21回 鈴の木こどもクリニック-母と子どもの講演会」を荏原保健センター2階多目的室で開催しました。
 
 当クリニックは、子育て中のお母さまがお子さまをお連れになっても、楽しくご家族で勉強していただける、「母と子どもの講演会」を毎年、開催しています。

 今年も、お母さま、お父さまがお子さまのお世話をしながら、講演を聞いていただけるよう、マットに直接お子さまを寝かせながらお世話のできる、専用スペースも設置しました。

鬼塚先生の講演 薗部先生の講演 講師の先生方

 まず、第1席で、鬼塚礼子先生に「健やかな発達を促す子育てとは」というタイトルで、ご講演をいただきました。

 鬼塚先生は、聖母病院小児科医長などを歴任されたベテランの小児科専門医で、当クリニック火曜診療のほか、国立国際医療研究センターで、心身症の専門外来も担当されています。また、他区の乳児健診も長く担当されており、いろいろな親子を見てきたご経験から、子育てについて、わかりやすくお話されました。

 その後、鈴の木こどもクリニックスタッフが、「手のひらを太陽に」の歌と手話を行いました。

 第2席では、VPDの会名誉理事長の薗部友良先生に、ワクチンについて、お話していただきました。

 薗部先生は、2014年1月31日に荏原医師会館で行われた、品川区主催の「BCGワクチン接種研修会」でも講師を務められた先生で、さまざまな医療関係のワクチンの講演会でもたびたび講演をなさっている、大変有名な先生です。

 ワクチンの利益と副作用の比較、それぞれのワクチンの解説などていねいにわかりやすく講演していただきました。

 薗部先生の講演の後、再び鈴の木スタッフが、「アンパンマン体操」の歌とダンスを行いました。

 また第3席は、鈴木医師と当クリニック鈴木晴奈看護師による、ホームケアの実習を行いました。まず、参加者に乳糖散剤、座薬(模擬)、スポイト、計量コップ、飲料水が配られました。

 鈴木看護師の指導で、実際にお母さま、お父さまに座薬挿入、散剤の服用、シロップ(水薬)の飲ませ方の体験をしていただきました。鈴の木スタッフも、それぞれに分かれてご両親の練習に加わり、お手伝いをしました。
これらのケアは、話だけ聞いても、なかなかうまくできないのが、実状です。それで、実際の手技を体験していただきました。

 講演の合間には当クリニックのスタッフの踊りも披露し、楽しい会になりました。


 今年も多数のご参加、ありがとうございました。



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