第22回 鈴の木こどもクリニック-母と子どもの講演会のご報告
2019年9月28日(土)、「第22回 鈴の木こどもクリニック-母と子どもの講演会」を荏原保健センター2階多目的室で開催しました。
当クリニックは、子育て中のお母さまがお子さまをお連れになっても、楽しくご家族で勉強していただける、「母と子どもの講演会」を毎年、開催しています。
今年も、お母さま、お父さまがお子さまのお世話をしながら、講演を聞いていただけるよう、マットに直接お子さまを寝かせながらお世話のできる、専用スペースも設置しました。
講演会はまず第1席として、当クリニックで、金、土曜に一般外来を担当されている、韮澤眞理先生が登壇し、 「冬に流行る感染症」について、講演されました。
韮澤先生は、済生会中央病院小児科部長などを歴任されたベテランの小児科専門医で、済生会付属乳児院院長も勤められ、赤ちゃんの健康にも造詣の深い先生です。
インフルエンザ、RSウイルス感染症、乳児下痢症など、冬に流行る感染症について、ポイントを挙げて、解説いただきました。
その後、鈴の木こどもクリニックスタッフが、「手のひらを太陽に」の歌と手話を行いました。
続いて、第2席として、当クリニックの土曜一般外来を担当されている、保科しほ先生が登壇し、「危ない!子どもの事故について」ご講演されました。
保科先生は小児科専門医のほかに麻酔科標榜医の資格も持ち、小児救急にも造詣の深い先生です。
保科先生は、事故について、特に親の注意しなければならないポイントと応急処置の実際について、お話しされました。
保科先生の講演の後、再び鈴の木スタッフが、「アンパンマン体操」の歌とダンスを行いました。
その後第3席として、鈴木博クリニック長から、「2019年のワクチン」として、現在品川区で接種を行うべきワクチンのそれぞれの解説と接種スケジュールについて、説明が行われました。
次に、2019年6月から再開した、鈴の木こどもクリニックの病児保育施設「キッズベル品川」の事業内容と実績について報告が行われました。
講演3席が終了し、引き続き、当クリニック看護師が講師となって、「薬の飲ませ方、水分の取らせ方」の実技講習を行いました。まず、参加者に乳糖散剤、座薬(模擬)、スポイト、計量コップ、飲料水が配られました。
当クリニック看護師の指導で、実際にお母さま、お父さまに座薬挿入、散剤の服用、シロップ(水薬)の飲ませ方の体験をしていただきました。鈴の木スタッフも、それぞれ分かれてご両親の練習に加わり、お手伝いをしました。
実習後、質疑応答を行い、参加されたお母さまのご質問に看護師、鈴木医師がお答えしましたが、講演会に参加されていた、トンボ薬局の管理薬剤師の方からもコメントをいただきました。
その後、日本光電担当者による、AEDの実際について説明が行われ、お母さま、お父さまに実際にAEDの器械を体験していただきました。盛りだくさんの内容でしたが、ほぼ時間通りに終了できて、よかったです。