2021年度(令和3年度)決算特別委員会総括質疑 (2021.10.15)
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自民・無所属・子ども未来を代表して、本日は私鈴木博が総括質疑を行います。よろしくお願いいたします。
まず、新型コロナウイルス感染症のため、ご逝去された方々に、深く哀悼の意を表するとともに、現在なお闘病生活を送られている方々に、一日も早いご快癒をお祈り申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が発生以来、私のクリニックでも2021年10月14日までに品川区保健所依頼、東京都発熱相談センター紹介、当クリニック医師の判断で、コロナウイルスPCR検査を196例行い、うちコロナ陽性例が23例、コロナウイルス抗原定性検査を293例に行い、うち陽性例が5例でした。
コロナ患者、疑似患者への投薬処方も4例に行いました。
品川区立PCR検査センターにも立ち上げ時に1回出動しました。
新型コロナワクチン接種は、個別接種医療機関として、ファイザーワクチンを10代、20代の方を中心に849人に接種しました。
コロナワクチン集団接種会場にも、4回医師として出動しました。
このささやかな私のコロナ診療経験も踏まえ、本日は新型コロナウイルス感染症全般について質疑してまいりますので、 よろしくご答弁をお願いいたします。
● 新型コロナウイルス感染症の現段階
猛威を振るった新型コロナウイルス・デルタ変異株による第5波の大流行も、東京都内では10月14日、新規検査陽性者が62名となり、ようやく終息にいたったようです。
まず、第1波から第5波に至る、新型コロナウイルス感染症の流行経過と死亡率の推移について、品川区の認識と今後の見通しについて、 ご説明をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症は、武漢由来の初期、イギリス由来のアルファ変異株、そして今回のインド由来のデルタ株と数次の流行を繰り返してきました。
Worldometersから、この間の我が国の流行経過を示します。
振りかえれば、2020年春頃は、原因不明の死亡率の高い恐ろしい感染症が猛威を振るっていると怖れられ、マスクも消毒薬も手に入らず、学校、商店も軒並み休みという、社会に危機感が満ち満ちていた時期でした。
しかし現在では、ほぼ新型コロナウイルス感染症の病像も明らかになり、基本的な対処法も確立し、緊急事態宣言下でも社会生活はそれなりに整然と営まれてきたのです。もともと死亡率の高かった高齢者層にワクチン接種が進んだため、死亡者が激減しました。
さらに、デルタ変異株は子どもにも多く感染し、小児の検査陽性例は増えましたが、ほとんどが軽症で経過し、このこともコロナの死亡率を引き下げた要因と考えられます。
● 後遺症について
現在、新型コロナウイルス感染症は軽症化し、患者数も激減しましたが、問題になっているのはコロナ感染後の後遺症の存在です。
2021年10月8日、国立国際医療研究センターから、新型コロナウイルス感染症の患者457人へのアンケート調査の結果が公表されました。
この報告によれば、新型コロナを発病した時のだるさ、咳、息切れ、嗅覚障害、味覚障害などは時間とともに軽快し、1年後にはほとんど見られなくなる一方、記憶力低下、集中力低下、抑うつ症状などは6ヶ月後も約10%の人に持続し、12ヶ月後でも5%の人に残ったそうです。
また、女性は男性よりも倦怠感、味覚・嗅覚障害、脱毛が出現しやすく、味覚障害が遷延しやすいことも報告されています。
しかし、新型コロナワクチンの2回接種は、症状が続いている人の割合を減少させ、後遺症が起こるリスクを大幅に下げることが明らかにされました。
また、2020年11月に発表された和歌山県のアンケート調査の結果では、退院後に何らかの症状が残った人が163人中75人おり、最も多かった症状は嗅覚障害、次いで倦怠感、味覚障害、呼吸苦とだったと報告されました。
現在問題になってきているコロナ感染後の後遺症についての区の認識と、この後遺症に対して何らか対応についてお考えになっているのか、ご説明ください。
新型コロナウイルス感染症の流行が終息し、急性期の患者がほとんどみられなくなった一方で、感染後の後遺症に苦しむ患者さんが増えてきています。
この症状は、ウイルスが直接影響した症状ではなく、感染による肉体的精神的ストレスが原因だという説や、コロナ感染時の過剰な炎症の影響によるという説、活動性のウイルスそのものの症状という説など、さまざまな仮説が提出され、さまざまな治療も現在試みられているようです。
区もこのような患者さんの存在にも十分配慮し支援することを希望して、次の質問に移ります。
● 新型コロナワクチンについて
新型コロナウイルス感染症の治療の中心は、いうまでもなくワクチン接種です。
まず、現在使用されている新型コロナワクチンとその特徴、今後導入される予定のワクチンについて、ご紹介ください。
現在、品川区で接種に用いられているワクチンは、メッセンジャーRNAワクチンであるファイザー社のワクチン、モデルナ社のワクチンと、ウイルスベクターワクチンであるアストラゼネカ社のワクチンの3種類です。
それぞれのワクチンの特徴と欠点、及び品川区の取り扱いについて、ご説明ください。
メッセンジャーRNAワクチンは、ウイルスのとげを作る遺伝情報を持った設計図RNAの一部分を、遺伝子工学を使って人工的に製造し、壊れないように小さい脂肪の玉で包んで安定化させ、ヒト体内に注射するものです。
ヒトに注射されたmRNAは、ヒトの細胞内に入り込み、ヒトの組織を勝手に使って、設計図通りのコロナウイルスのとげを作り始めます。
このコロナウイルスのとげは、コロナウイルスの体の一部のため、ヒトの免疫機構がヒトではない異物と認識し、抗体を作って攻撃し、体の中から排除します。さらにこの記憶は保存され、同じウイルスが侵入してきたときには、速やかに敵として攻撃し排除します。これがmRNAワクチン、ファイザーとモデルナのワクチンの作用機序です。
一方、ウイルスベクターワクチンは、ウイルスの遺伝子の断端を直接ヒト体内に注射するのではなく、ヒトに無害なウイルスであるサルのアデノウイルスに、遺伝子組み換え技術を用いて埋め込みます。
そして、このサルアデノウイルスが人に侵入すると、このアデノウイルスはコロナウイルスの遺伝子を持っているので、コロナウイルスの一部、 とげの部分がヒトの体内で作られます。
このコロナのとげに対し、人の免疫が誘導されるのです。このアデノウイルスは、コロナウイルスの遺伝子をヒトに運搬する役割のため、ウイルスベクターと呼ばれます。
アストラゼネカのワクチンは、このウイルスベクターワクチンです。
各ワクチンのコロナの発症予防効果は、ファイザーワクチンが95%、モデルナワクチンは94.5%、アストラゼネカのワクチンは約75%前後と報告されています。デルタ変異株が流行したため、それぞれのワクチンの発症予防効果は若干低下しましたが、重症化を防ぐ効果は維持されているようです。
実際に現在、我が国のコロナ病棟に入院している重症患者は、ほとんどすべてがワクチン未接種者と言われています。このように、mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンは同じコロナワクチンといっても、作用機序、効果、保存方法、そして今回は触れませんでしたが副反応が全く異なる別のワクチンです。
この区別をしっかり周知することを特にお願いしたいと思います。
我が国は、周知のようにワクチン接種の出足が遅れました。しかし、政府の効果的な取組みやワクチンデマに惑わされない賢明な国民の積極的な接種行動によって接種数が急速に伸び、接種率では今やアメリカを抜き去り、欧州やイスラエルと肩を並べる所まで到達しています。
しかしここに至るまで、度重なる国の方針変更によって、品川区を含む現場は翻弄され続けたことも事実です。現在、新型コロナワクチンの3回目の追加接種の準備も始まっていると報道されています。
ワクチン接種の準備過程での品川区のご苦労と、3回目の追加接種の意義、これまでの教訓を生かした3回目接種の準備の現状についてご説明ください。
一般的に不活化ワクチンにおいては、2回接種して抗体価が上がっても、時間の経過で徐々に抗体価は低下し、発病阻止レベルを下回ってしまうことはよく知られている現象です。そのため、2回接種後、抗体を再び増加させるためにブースター接種が行われます。
新型コロナワクチンもウイルス断片に対する抗体を誘導するという点では、広い意味で不活化ワクチンと同じと考えられるため、3回目のブースター接種は有効と考えられます。
また、3回目の追加接種を6ヶ月後に設定している国が多いようですが、我が国ではアメリカに追従して8ヶ月とするようです。ワクチンの有効利用の点からすると、当然6ヶ月の方が有利であり、再考が望まれるところです。
● 子どもへのワクチン接種
次に子どものコロナワクチン接種について、お尋ねします。コロナ第5波流行では、従来感染が少ないと言われていた、子どもへの新型コロナウイルスの感染拡大が見られました。
子どもの新型コロナウイルス感染症の症状の特徴と、子どもへのコロナワクチンの接種の適否について、品川区のご見解はいかがでしょうか。
新型コロナワクチンの接種が各階層で積極的に進められており、子どもにおいては12歳からmRNAワクチンの接種が可能です。
2021年6月16日、日本小児科学会は「新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~」を発表し、子どもを新型コロナウイルス感染から守るためには、周囲の成人(子どもに関わる業務従事者等)へのワクチン接種が最も重要であり、子どもへの接種よりもまず親の積極的な接種を呼びかけました。
また、子どもにワクチン接種を行う場合は、メリットとデメリットについて十分ていねいに説明すること、集団接種よりもかかりつけでの個別接種を推奨すると述べています。文部科学省の発表したデータでも、小学生は家庭内感染が70%、中学生でも60%と、 コロナ感染は親から移る家庭内感染が非常に多いことが明らかにされています。
教育費款別審査で教育委員会にもお聞きしましたが、子どもへの家庭内感染を減らすためには、保護者への積極的なワクチン勧奨が必要と考えます。
保護者へのコロナワクチンの情報提供は、どのように行われているのでしょうか。品川区の現状をお知らせください。
● 新型コロナウイルス感染症の治療について
次に新型コロナウイルス感染症の治療薬について、お伺いいたします。
新型コロナウイルス感染症は、各病期のステージによって、治療薬が変わります。感染初期のコロナウイルスの増殖期はウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤、免疫が暴走してからだの成分を障害するサイトカインストームの時期には免疫を抑えるステロイド剤、肺や脳、心臓の血管を詰らせる小さな血の塊が大量に発生する時期には血の塊を溶かす、ヘパリンが主に使用されます。
現在行われている新型コロナウイルス感染症の治療の概要について、簡単にご説明をお願いいたします。
今ご説明にあったように、厚労省は2021年7月に新型コロナウイルス感染症に対する中和抗体薬「ロナプリーブ」を特例承認しました。
この中和抗体薬は、あらかじめ人工的に作成したカシリビマブ、イムデビマブという蛋白(これを抗体と呼びます)を点滴静注で血管の中に注入すると、この2種類の抗体がコロナウイルスのトゲの部分に結合し、ヒトの細胞内への侵入を防ぎます。2種類の抗体を用いるため、「抗体カクテル療法」と呼ばれます。
ロナプリーブ中和抗体薬は、新型コロナ患者のうち、まだ重症化していない酸素投与の必要が無く、50歳以上、呼吸器病、腎臓病、肝臓病、糖尿病、免疫不全、高血圧や心臓病、高度の肥満などの持病を持つ軽症・中等症の患者に投与することにより、重症になることを防ぐ効果が期待されます。
厚労省によると、2021年10月5日までに、全国2100の医療機関で、35000人の軽症のコロナ患者が投与を受けたそうです。また、この治療法の効果は2021年9月の東京都のモニタリング会議資料によれば、95.2%が軽快、4.5%は改善しなかった、と報告されました。2021年9月27日には、さらにソトロビマブという別の中和抗体薬も特例承認されました。
この抗体カクテル療法について、簡単な説明と品川区の対応について、ご説明ください。
しかし、抗体カクテル療法は対象の患者が限られること、アナフィラキシーなどの重い副作用も警戒しなければならないこと、1回分31万円と高価であること、何よりも世界で供給が逼迫していることから、広く軽症者対象に行われる治療法にはならないようです。
コロナワクチンの接種が進み、新型コロナウイルス感染症が軽症化し、入院の必要がなくなると、今後外来診療がメインになってくると思われます。
新型コロナウイルス感染症が通常の外来診療の対象となるためには、外来で処方できる経口薬の存在が必要です。しかし、我が国では現在、新型コロナウイルス感染症の軽症患者に使用できる経口薬はありません。
新型コロナウイルス感染症には、さまざまな治療薬が登場しては消えていきました。我が国で使用できる治療薬一覧を示します。このうち、バリシチニブ(オルミエント)とファビピラビル(アビガン)のみが経口薬ですが、オルミエントはレムデシビルと併用した場合しか、投与が認められておりません。
外国産の高価な薬が国内での臨床試験も無いままに、次々と特例承認されていくことを尻目に、国産品のアビガン、イベルメクチンについては現在なお承認の目途が立っていません。
特にアビガンについては、2020年12月21日に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会の審査で、効果が認められず承認されなかった、と誤解している人が多いようですが、この審議会ではアビガンの評価について結論を出さず、「継続審査」としたのみでした。
厚労省HPからこの審議会の議事録をみてみると、何と各委員の発言が全て伏せ字になっており、部会長の清田浩慈恵医大泌尿器科教授が他の委員の発言を抑えて、強引に継続審議にしたという、なんとも後味の悪い幕引きになっているのがわかります。
アビガンが新型コロナウイルス感染症に効果がないのなら、ロピナビル/リトナビル、ヒドロキシクロロキンやオルベスコのように、 「推奨されない。」とはっきり否定すべきです。
しかし、臨床研究中というなんとも中途半端な状態で、治験なら使用できるという、限定的な投薬の状態がだらだらと現在も続いているのです。
まもなく、表の上から6番目のモルヌピラビルが新しい経口抗ウイルス薬として、認可される状況のようです。この薬剤はファビピラビルと同じRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害薬というグループの抗ウイルス剤で、入院または死亡を50%減少させた(!)という驚異的な効果が得られたそうです。この薬も国内治験のないままスピード承認され、近い将来使用できることになりそうです。
● 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いについて
今後の新型コロナウイルス感染症はどうなっていくのでしょうか。先の予算特別委員会審査で、実は新型コロナウイルス感染症のパンデミックは過去にもあり、現在はかぜのウイルスとして定着している、ヒトコロナウイルスOC43の事例を挙げ、SARS-CoV-2も同じ運命をたどるだろうと推論しました。
ワクチン接種も進み、経口薬も登場すれば、近い将来新型コロナウイルス感染症は感染症法上「5類感染症の全数報告疾患」として、取り扱われていくことになるものと思われます。
現在、新型コロナウイルス感染症は感染症法の 「新型インフルエンザ等感染症」として取り扱われておりますが、「5類感染症」の説明と品川区の対応について、ご説明ください。
「5類感染症」になれば、通常のウイルス感染症として保健所を介することなく、医療機関で通常の診療ができるようになり、保健所の負担も大幅に軽減されると期待されます。
ぜひ、早期の実現が望まれます。
● 新型コロナウイルス感染症をめぐるフェイクニュースについて
コロナワクチン接種が、新型コロナウイルス感染症に対する最も効果的な制圧方法であること、しかもワクチンの成果が確実に証明されているにもかかわらず、コロナワクチンに対し、無責任な流言飛語が氾濫しています。
病理専門医の峰宗太郎医師はこのワクチンに対するニセ情報の発信元の人物を、
M:マネー、反ワクチンを金儲けのタネにしているもの、
I :イデオロギー、自らの政治的煽動に反ワクチンを利用しているもの、
C:コンプロマイズ、自分の現状とのすりあわせのためにワクチン反対を叫ぶもの
E:エゴ、自分を認めてほしいというゆがんだ承認欲求のタネに 反ワクチンを叫んでいるもの、
などによるという、MICEモデルで説明しています。人は不安をかき立てる報道には感化されやすいものです。
誤った報道には、品川区としても逐一正しい情報を対置して打ち消すこと、コロナワクチンの正しい情報発信を積極的に行っているコビナビやコロワくんサポーターズなどの良識的なサイトを区民に積極的に紹介すること、などを本気で検討すべきと考えますが、区のご見解はいかがでしょうか。
● インフルエンザについて
今後コロナワクチンの接種が順調に進み、新型コロナウイルス感染症が終息し、マスク装着、3密回避が緩み、人の流れが増大していくと、2020-2021年のシーズンでは全く鳴りを潜めていた季節型インフルエンザが、2021-2022年のシーズンには 大流行する可能性が危惧されています。
北半球のインフルエンザの流行は、通常オーストラリアや南アフリカなど南半球におけるインフルエンザウイルスの流行株がヒトの移動に伴って侵入し、北半球でも流行を起していました。
しかし、新型コロナウイルス感染症が流行した2020-2021年には、手洗い、マスク、三密を避けるという飛沫感染予防対策の徹底、南半球でインフルエンザの大規模な発生が見られなかったこと、さらにヒトの移動が極端に制限されていたなどの要因により、我が国でも他の国々でもインフルエンザ感染症は全く見られなかったのです。
今年はどうなるのでしょうか。
現在の所、南半球ではインフルエンザの流行は認められておりません。うまくいけば、今シーズンもインフルエンザの流行をみずに、終わる可能性が強いと思われます。
しかし、不安因子としては、新型コロナウイルス感染症が減少したインドなど南アジアでインフルエンザの発生が見られ初めていること、コロナ開けで人の流れが回復し、南アジアのインフルエンザが我が国に持ち込まれる可能性があること、しかも昨シーズン、インフルエンザの流行がなかったため、今年初夏の小児の間のRSウイルス感染症大流行のように、インフルエンザウイルスに免疫を持たない人の間で大流行する可能性があることも挙げられています。
インフルエンザの流行を防ぐには、感染症学会の提言にもあるように、インフルエンザワクチンの積極的な接種を進めることです。
しかし、今年はそもそもA型インフルエンザのワクチン株の増殖が不調だったなどの理由で、インフルエンザワクチン製造量が例年の60~70%に留まると言われており、実際私の所に納入されるインフルエンザワクチンも昨シーズンの60%ぐらいでした。
新型コロナウイルス感染症終息の後に、大流行するかも知れないインフルエンザ感染症に対し、区は今現在どのように警戒し、対策をお考えになっているのか、ご説明ください。
また、今シーズン、インフルエンザワクチンは十分な量が供給されていません。インフルエンザワクチンの接種時期を、例年より後ろにずらすことを呼びかけることも、コロナワクチンから2週間間隔を開けなければならないことなどを考慮すると、必要ではないかと考えます。
● まとめとして
今回の質疑のまとめとして、感染症に負けない品川区を作り上げるために、品川区に求めたいものを列記いたします。
1.常日頃から感染に備えた感染予防策(防災対策と同じような)を策定しておくこと、
2.デマに負けない、区民への強力な情報発信網を構築しておくこと、
3.朝令暮改の国の方針に翻弄されず、国の政策を先取りした自立した先進性をもった施策を遂行できる、感染に強い品川区を作り上げること
以上です。