品川区ワクチン最新情報
     このコーナーは、品川区のワクチン最新情報をお伝えしていきます。

2018年11月からの品川区の風疹対策の変更について(2018年11月5日発)

@風疹対策事業(風疹抗体検査、風疹ワクチン接種)が大幅に拡大されました。

 従来、風疹抗体検査(風疹の免疫を調べます)の対象は、
 19歳以上の品川区民(男女)@妊娠を希望、または予定されている女性、および、A同居の家族に妊娠を希望されている女性のいる方(男女)、B風疹抗体価の低い、または不明の妊婦と同居している方(男女)でした。

 ただし、
@今まで風疹にかかった(→すでに、風疹に免疫がある)、A風疹含有ワクチン(風疹ワクチン、MRワクチン)を2回すでに受けている(→すでに十分な抗体を持っている)、B風疹対策事業(平成25年3月18日開始)で接種を受けた(→すでにこの事業で、接種を受けている)の方は除外されていました。

 しかし、2018年の風疹の流行が30〜50歳代の男性が多いことから、抗体検査の対象が拡大され、「今まで風疹にかかった」は削除されました。(風疹に本当にかかったか、確実ではないため)
 したがって、
今後は2回ワクチンを打っているか、この事業を利用してワクチン接種をすでに済ませた方のみが対象外となることになりました。

 また、@妊娠を希望、または予定されている女性、および、A同居の家族に妊娠を希望されている女性のいる方(男女)、B風疹抗体価の低い、または不明の妊婦と同居している方(男女)のうち、妊婦の風疹抗体価についても問われないことになりました。したがって、妊婦の同居者は男女を問わず、すべて検査の補助の対象者となりました。

   検査結果で抗体価が低かった方は、任意公費接種としてMRワクチンを1回全額補助で接種できます。全てのお父さま、お母さまは積極的に風疹抗体検査を受けましょう。(当クリニックでも検査、ワクチン接種を行っています。希望者はご相談ください。)


2018年度(平成30年度)の品川区の予防接種について(2018年5月1日発)

@定期接種の有効期限が、「誕生日の前々日」だったものが、「誕生日の前日」までに変更となりました。法律解釈の変更だそうです。

A風疹対策事業(風疹抗体検査、風疹ワクチン接種)が延長されました。

1)風疹抗体検査(風疹の免疫を調べます)
 19歳以上の品川区民(男女)@妊娠を希望、または予定されている女性、および、A同居の家族に妊娠を希望されている女性のいる方(男女)、B風疹抗体価の低い、または不明の妊婦と同居している方(男女)の方に検査を行います。

 ただし、@今まで風疹にかかった(→すでに、風疹に免疫がある)、A風疹含有ワクチン(風疹ワクチン、MRワクチン)を2回すでに受けている(→すでに十分な抗体を持っている)、B風疹対策事業(平成25年3月18日開始)で接種を受けた(→すでにこの事業で、接種を受けている)の方は対象外となります。

 当クリニックも、予約でお母さまの風疹抗体検査を行っています。

2)風疹含有ワクチン接種
 抗体価が低値の方に、風疹含有ワクチン(風疹単抗原ワクチン、またはMRワクチン)を接種します。麻疹の流行もあり、当クリニックではMRワクチンを接種いたします。

 今年度より、当クリニック鈴木医師(区議)がかねてから区に要望していた、風疹ワクチン(または、MRワクチン)を1回接種した接種歴があっても、現在風疹抗体価が低い女性は、接種費用が助成されることになりました。(風疹対策事業で接種した場合は、対象外になります)
 妊娠中に風疹検査で低値で、子どものころ、MRワクチンを1回しか接種していないお母さまは、全額助成で接種できることになりました。

  19歳未満でMRワクチンを1回しか接種してこなかった方は、任意公費接種としてMRワクチンを1回全額補助で接種できます。希望者はご相談ください。


B型肝炎ワクチンが定期接種になりました(2016年10月1日発)

B型肝炎ワクチンが、2016年10月1日より定期接種になりました。

 対象者     2016年4月1日以降に生まれた乳児。(品川区民に限りません)

 接種方法    生後2ヶ月から、1ヵ月間隔で2回、5ヵ月後に追加1回、計3回接種を行います。(生後2か月、3か月は同時接種で行います)。(→当クリニックの推奨接種スケジュール)

 接種費用    予診票を持参すれば、無料で接種を受けることができます。

 経過措置    品川区では、経過措置として、2015年10月3日から2016年3月31日までに生まれた品川区民の赤ちゃんについては、定期接種と同等に全額助成を行います。

  品川区では2014年4月1日から、1歳までの品川区民にB型肝炎ワクチンの任意接種の3000円の助成を行ってきました(任意公費助成)。

 今回、2016年10月1日からB型肝炎ワクチンは定期接種となり、4月1日以降に生まれた赤ちゃんは無料で接種を受けられることになりました。しかし、4月1日以前に生まれた品川区民は、定期接種の対象年齢(1歳前)にあたるにもかかわらず、対象者(2016年4月1日以降の生まれ)から外れることになってしまいました。

 この1歳前の定期接種の対象年齢にあたるが、今回定期接種対象者から外れてしまった品川区民(2015年10月3日〜2016年3月31日生まれ)に対しても、品川区は経過措置として全額接種費用助成を行うことに決めました(今までは3000円の助成でした)。

 ただし、この接種は任意接種の扱いとなります。また、定期接種ではないため、予診票は保健所から送られてきません。品川区の予防接種契約医療機関に予診票は置いてありますので、クリニック受付にお申し出いただけば、クリニック内で記載していただくことになります。

 また、この全額助成は品川区民のみとなります。他区の接種希望者には補助はありませんので、申し訳ありませんが、1回6000円の接種費用がかかります。
 
 1歳以上のお子さまは1回につき6000円の接種費用がかかります。しかし、当クリニックは年齢にかかわらず、B型肝炎ワクチンは接種を行う価値がある大切なワクチンであると考えており、強く接種をお勧めいたします。


2016年7月からロタウイルスワクチンの接種助成が始まります(2016年6月30日発)
 
@2016年7月から、ロタウイルスワクチンの接種助成が始まります。(ロタウイルスワクチンについての詳細はこちら)

A対象は、生後6週以降の乳児。1価ワクチン(ロタリックス)の接種を始めた赤ちゃんは、生後24週0日まで。5価ワクチン(ロタテック)の接種を始めた赤ちゃんは、32週0日までが助成の期間になります。

 
助成期間が異なるのは、それぞれのワクチン(ロタリックス、ロタテック)の接種ができる期間が異なるからです。ただし、ロタウイルスワクチンは腸重積など副反応や紛れ込みを少しでも減らすために、できるだけ早期の接種が推奨されています。

 1価ワクチン(ロタリックス)なら生後2ヵ月と3ヵ月、5価ワクチン(ロタテック)なら生後2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月に他のワクチンと同時接種を行い、接種を早期に完了することを強くお勧めいたします。

B助成金額は1回7000円で2回まで。1価ワクチン(ロタリックス)は2回助成額を差し引いた接種費用を医療機関で払います。5価ワクチン(ロタテック)は最初の2回は7000円引いた接種料を、3回目は全額を医療機関に窓口で支払います。

 ただし、1価ワクチン(ロタリックス)と5価ワクチン(ロタテック)は1回の接種料金が異なるため、5価ワクチン(ロタテック)が不利になるということはありません。


2016年4月からの、品川区のワクチンの変更について(2016年3月27日発)

@BCGが4月1日より、23区相互乗り入れとなります。相互乗り入れとは、23区内、どこの医療機関でもBCGを受けられるということです。今まではBCGを接種する場合、東京23区の区民はその居住区の医療機関でしか、原則接種ができませんでした。

 そのため、世田谷区や目黒区、大田区にお住いの、当クリニックでBCG接種を希望されるかかりつけの患者さんは、品川区の当クリニックでBCGを接種するためには、居住区での煩雑な手続きが必要でした。

 4月1日からは、BCGが相互乗り入れとなるので、他区にお住いの当クリニックかかりつけの患者さんも、予診票を提出するだけでスムーズに接種が受けられるようになります。
 BCGは特別、接種技術が要求されるワクチンです。ぜひ、経験豊かな小児科専門医療機関で受けましょう。

A風疹抗体検査、MRワクチン接種費全額助成(抗体価低値の場合)が前年度に引き続き、延長されます。(先天性風疹対策事業)

BMRワクチンの2回接種が済んでいない、2歳から18歳までの男女区民は、希望すればMRワクチンが1回、無料で接種できることなりました。(麻疹風疹対策。任意公費接種として、接種費用は全額助成されます。母子手帳を持参して、保健所で受付し、予診票を発行してもらいます。)


2014年10月から水痘ワクチンが定期接種になります(2014年9月24日発)

 
水痘ワクチンが、いよいよ2014年10月1日より定期接種となります。

 対象者は1歳から2歳児(3歳の誕生日の前々日=これは民法に準じています。まで)で、2回接種となります。すでに1回目の接種が済んでいるお子さまでも、1〜2歳なら2回目は無料で定期接種として受けることができます。

 また、経過措置として、来年の3月までは、3〜4歳のお子さまは未接種の方に限り、1回公費で接種できます。


B型肝炎ワクチンの一部助成の対象者が決まりました(2014年3月30日発)

 B型肝炎ワクチンの接種にさいし、2014年4月1日より3000円の公費補助が始まりますが、助成対象者が通知されました。

 対象者は0歳児(誕生日の前々日=これは民法に準じています)全てで、1回目、2回目、3回目、いずれの接種も対象になります。すでに1回目の接種が済んでいるお子さまでも、0歳なら2回目以降は補助がでます。

 1回当たり3000円助成されますので、接種料金から3000円差し引いた金額を、医療機関の受付で支払うことになります。


2014年4月からBCGが個別接種に変更になります(2014年3月30日発)

 
BCGが2014年4月から個別接種になり、かかりつけ医療機関での接種になります。品川区、荏原両医師会でも1月に医師向けの研修会が行われました。

 当クリニックでは、まずヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチン、ロタワクチン、B型肝炎ワクチンを済ませてから、生後6ヵ月ごろを目安にBCG接種を行うことをお勧めいたします。

 
6〜7ヵ月健診のころを目安にされるとよいと思います。なお、BCGは1歳の前々日(=これは民法に準じています)まで、定期接種として接種が受けられます。


2014年度から始まる風疹抗体検査、風疹ワクチン接種について(2014年3月30日発)

 風疹流行対策としての、妊娠希望の女性(19歳以上)、妊婦配偶者(19歳以上)への風疹ワクチン(MRワクチン、風疹単抗原ワクチン)の接種費用全額公費補助は、2014年3月で終了しました。

 2014年4月から新たに、先天性風疹症候群対策として、@19歳以上の妊娠を希望する女性、A @の方が検査できない場合は同居している配偶者、同居者の方、の@Aのケースに風疹抗体検査の全額助成が始まります。

 まず医療機関で風疹の抗体検査を行います(血液検査)。風疹の免疫を持っていないことがわかれば(=風疹抗体価が低ければ)、風疹ワクチン(MRワクチン、風疹単抗原ワクチン)の接種を全額公費で行うことができます。妊娠を希望される女性の方はぜひ風疹抗体検査、必要ならワクチン接種を受けられることを強くお勧めします。


B型肝炎ワクチンの3000円公費補助が、2014年4月から始まります(2014年2月19日発)

 
B型肝炎ワクチンの接種にさいし、2014年4月より、3000円の公費補助が始まります。(正式には、3月の区議会予算委員会で予算案が承認されてから、決まります)

 B型肝炎ワクチンは、不活化ワクチンで3回接種を行います。任意接種のため、接種費用は保護者負担になります。2014年4月以降は、1回接種につき3000円、品川区より助成が出るため、接種した医療機関で接種費用から3000円差し引いた金額を支払うことになります。接種対象は2014年2月生まれ以降の赤ちゃんで、助成期間は1歳までです。

 2014年2月に生まれたお子さまは、4月以降ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチンとともにB型肝炎ワクチンの同時接種をご検討ください。

始めに戻る


2014年4月からBCGが個別接種に変更になります(2014年2月19日発)

 
BCGは従来、4ヵ月健診時に集団接種で行われてきました。2014年4月より、4ヵ月健診会場での集団接種からかかりつけ医療機関での個別接種に変更になります。

 これは、@生後2-5ヵ月はヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ロタワクチン、B型肝炎ワクチンなどのワクチンのスケジュールが過密なこと、ABCGの標準的な接種期間が「生後3ヵ月以上」から「生後5ヵ月に達した時から生後8ヵ月に達するまで」と変更されたこと、を踏まえての対応策です。

 当クリニックでは、まずヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチン、ロタワクチン、B型肝炎ワクチンを済ませてから、BCG接種のスケジュールを推奨いたします。


2014年10月から、水痘ワクチンが定期接種になることが決まりました(2014年1月19日発)

 2014年10月から、水痘ワクチンと成人用肺炎球菌ワクチンが定期接種になることが、2014年1月15日に開かれた第4回厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会で決まりました。成人用肺炎球菌ワクチンは高齢者に接種するワクチンのため、水痘ワクチンのみが今回定期接種に加えられる小児が対象のワクチンということになります。

 接種方法は、2回接種となります。対象年齢は1歳から3歳未満で、初回接種は、1歳〜1歳3ヵ月(生後12カ月から15ヵ月)に1回、追加接種は最低3ヵ月以上あけて、初回接種後6ヵ月から1年の間に行うことになりました。

 この定期接種のスケジュールは、現在当クリニックが推奨し、実際行っている、生後1歳時にMR、おたふくと同時接種で1回目、1歳6ヵ月時に4種混合ワクチンとともに2回目と、全く同じです。したがって、本年10月以降、お誕生日を迎えるお子さまは、現行の当クリニックの接種スケジュール通りに、任意ではなく定期として水痘ワクチンを受けていただけばよいと思います。

 すでに1回水痘接種を受けている患者さんは、追加接種は10月以降お考えになってください。平成26年10月〜平成27年3月までは、3歳から5歳未満のお子さまにも、定期接種でが受けられる経過処置が設けられるようです。ただし、経過処置の内容はまだ確定していないようなので、詳しい細目が決まれば、また報告いたします。


小児用肺炎球菌ワクチンが、プレベナー13に変更になります(2013年10月20日発)

 
小児用肺炎球菌ワクチンが2013年11月1日より、プレベナー7からプレベナー13に変更になります。(プレベナー13の詳しい解説はこちら

 接種方法はいままでプレベナー7を打っていたところに、単純にプレベナー13が置き換わるだけです。区の接種票はそのまま使えます。もしも、プレベナー13を任意接種で受けることをご希望の方は、鈴木医師までご相談ください。


MRワクチン(風疹単抗原ワクチン)の妊婦夫への全額公費補助の延長について(2013年9月30日発)

 2013年3月18日より行われていた、風疹流行対策としての、妊婦の配偶者(19歳以上)については、風疹ワクチン(MRワクチン、風疹単抗原ワクチンいずれでも可。当クリニックは麻疹の抗体も上がるので、 MRワクチン推奨)の全額公費補助が、本年9月30日で終了のところ、流行がおさまっていないという理由で来年3月31日まで延長となりました。

 風疹抗体の低い人が多いといわれる、20〜40代男性が、無料で接種できる最後の機会です。ぜひ、該当するお父さまはMRワクチンの接種を受けられることを強くお勧めします。


子宮頚がん予防ワクチンの積極的な勧奨が停止されました(2013年6月14日発)

 周知のように、2013年6月14日(火)、子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス、ガーダシル)は積極的勧奨からはずされてしまいました。この事態に対する、当クリニックの見解はこちらをお読みください。(→子宮頚がん予防ワクチンの積極的勧奨の停止について

始めに戻る


子宮頚がんの撲滅を心から願う、各団体から緊急共同声明が出されました(2013年4月20日発)

子宮頸がん予防ワクチン(HPV ワクチン)適正接種の促進に関する考え方


   子宮頸がん征圧をめざす専門家会議   公益財団法人 日本対がん協会  公益社団法人 日本産科婦人科学会  公益社団法人 日本産婦人科医会
   特定非営利活動法人 日本婦人科腫瘍学会  公益社団法人 日本小児科学会  一般社団法人 日本小児科医会 NPO法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会


 日本において子宮頸がんは女性特有のがんとしては、乳がんに次いで罹患率が高く、特に20〜30 代のがんでは第1 位となっています。
毎年約15,000 人もの女性が新たに子宮頸がんにかかり、約3,500 人が亡くなっています

 特に
若い女性においては罹患率が増加しています。子宮頸がんは生命を脅かすのはもちろんですが、治療によって治癒した場合でも子宮喪失等により、日本の未来の命をはぐくむことができなくなるという、社会的な影響をもたらします。このように女性にとって、また社会にとって大きな脅威である、子宮頸がんの原因がHPV 感染です。

 HPV 感染による子宮頸がんは、定期的な検診とワクチン接種で予防することができます。子宮頸がん予防ワクチンが広く接種されることにより、将来、わが国における子宮頸がんの発70%減少させることが期待できます。

 これは、出産年齢の高齢化や少子化が進む現在の日本社会において、きわめて重要なことだと考えます。地域格差や経済的格差なく、希望するすべての人が定期接種でこれらのワクチン接種が受けられる制度が実現することで、ワクチンで防ぐことができる病気(VPD : VaccinePreventable Diseases)から一人でも多くの人が救われることは、予防接種政策が他国に比べ遅れをとってきた日本において、さらに重要になります。

 
日本では今までワクチン接種に関する正しい知識の普及が遅れていたために、ワクチンによるリスクと恩恵の両方を正しく評価できず、国民の皆さんがワクチン接種による恩恵を十分受けることができずにいました。そのため、罹らずにすむ疾患でご本人やご家族が大変な負担を強いられたり、落とさずに済むを失ったりするなど、非常に残念な状況が長く続いてきました。

 平成25 年度4 月以降施行される改正予防接種法により、わが国においても、子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の3 ワンが定期接種として広く実施されることになります。
私たちはこれを歓迎し、これら3 疾患のさらなる啓発と、ワクチンの適正接種による予防が推進されることを望みます

 子宮頸がん予防ワクチンは、
世界120 か国以上で承認され、その有効性・安全性が広く認められたワクチンです。2007 年に世界で最初に公費助成プログラムを導入したオーストラリアをはじめ、先進国を中心に、接種費用を公費で助成する国は2012 年9 月現在で40 か国にのぼっています。
 
 
WHO(世界保健機構)をはじめとする、世界の主要な国際機関や政府機関は、子宮頸がん予防ワクチンに関して提供されているあらゆる安全性情報を検証した上で、引き続き接種を推奨しています。子宮頸がん予防ワクチンは、定期接種化に先立ってワクチン接種緊急促進事業として公費助成の対象となりました。この事業の一環として、専門家で構成される「子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会」が年数回開催され、医療関係者や企から報告されたワクチン接種後の有害な事象について、その評価や安全対策が検討されてきました。また製造販売メーカーも日々医療関係者や一般消費者からの情報や、世界各国から収集した情報を集積し、それを個別の症例ごとに評価し、評価結果を自社データベースに集積するとともに、薬事法に基づき規制当局への報告を行い、評価・検討した結果に基づいて、適正使用の情報提供に努めています。

 
子宮頸がん予防ワクチンを導入した国では、すでに子宮頸部の前がん病変の減少が認められています子宮頸がんは女性の健やかな人生に大きな影響を与える病気です。日本国民が子宮頸がんとその予防ワクチンについての正しい知識を持ち、日本の女性が定期的な子宮頸がん検診とワクチンの接種で自身の命と子宮をがんから守るための行動をとっていただける環境が整えられ、今後さらに適正な定期接種が行われていくことを期待します。 (2013.4.3)

 そのために、当クリニックは定期接種のみならず、20歳の任意公費ワクチン接種も、ご希望の患者さんには接種いたします。一人でも子宮頚がんで亡くなるお母さま、子宮を喪失されるお母さまが救われるよう、当クリニックは子宮頚がんワクチンの接種に全力で取り組んでまいります。


子宮頚がん予防ワクチンの副反応報道について、日本産婦人科医会から声明が出されました(2013年4月20日発)

子宮頸がん予防ワクチン(HPV ワクチン)副反応報道について

● 日本産婦人科医会は、「女性の命をつないでいく」という活動理念のもと、子宮頸がん予防ワクチン(HPV ワクチン)の定期接種化を国に求めてきました。その結果、3 月29 日の参議院本会議で、本年4 月1 日から定期接種化させることが可決、成立しました。
 しかし、昨今のマスコミ新聞報道によると、「子宮頸がんワクチン副反応全国被害者連絡会等の見出しで、この法案成立を危惧する記事が掲載されています。

 そこで、医会会員の皆様には本件に関し正確な情報をお伝えし、従来どおり医学的視点から安全であることをご理解いただくことが大切であると考え、以下のように問題となった事例につきご説明いたします。

● 本事例の概要: 
 14 歳の女子中学生が、2011 年9 月中旬に本ワクチン(サーバリックス?)1 回目を接種、11 月中旬に2 回目を左腕に接種したところ、2 回目接種後、左腕脹、疼痛、しびれがあり、その他、左肩、左足、右腕、右足にも疼痛が間欠的に生じた。夜間には肩から肩甲骨、指先まで痛みが広がり、疼痛のため歩行困難となった。

 接種7 日後に
複合性局所疼痛症候群(CRPS:complex regional pain syndrome)の疑いで、フェントラミンメシル酸塩による負荷試験を行い、症状の改善がみられたため、本疾患が示唆された。接種1ヶ月半後も、症状の改善はみられなかった。その後の経過の詳細は不明だが、新聞記事に、2013 年1 月には通学できる状態になったとの記載がある。

● CRPS は、ワクチンの成分によっておこるものではなく、外傷、骨折、注射針等の刺激がきっかけになって発症すると考えられています。背景因子は未だ不明です。

 本ワクチン接種後にCRPS を発症した、と考えられる事例は本症例を含め、本邦では3 例が報告されています。サーバリックス2 例、ガーダシル1 例です。本邦においては、サーバリックスは現在までおよそ684 万本、またガーダシルは144 万本が接種されていると推定されており、CRPS の発症頻度は極めて稀です。

● 現時点で2 種類のHPV ワクチンの副反応の発現状況(子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会(厚生労働省):医療機関からの報告)については、サーバリックスは全体で0.014%(うち重篤0.0013%)、ガーダシルは全体で0.012%(うち重篤0.0009%)です。なお、本ワクチンの副反応事例は、厚生労働省のHP で詳細に公開されているのでご参照ください。 


 なお、ワクチンの製造販売メーカーにおいては、日々医療関係者、一般市民からの情報や、世界の情報を集積し、個別事例ごとに評価し、薬事法に基づき規制当局への報告を行い、安全に適正な接種が行われるよう、引き続き努力を重ねていくことを要望いたします。

● 本ワクチンの定期接種化、すなわち公的接種への移行に伴い、万一、ワクチン接種後に起きた健康被害が、重大かつワクチン接種によるものと認められた場合には、手厚い補償が給付されるようになります。本ワクチンは他のワクチンに比べて副反応報告が多いのではないかとの懸念の声もありますが、厚生労働省は「注射針を刺すことが影響している可能性がある。中止するほどの重大な懸念はない。」との見解を表明しています。

● 日本においては毎年約15,000 人の女性が新たに子宮頸がんに罹患し、およそ3,500人が命を落としています。従って、日本産婦人科医会は、母子の生命健康の保護の観点から、検診とワクチンによりこの疾患の予防にこれからも力を注いでまいります。

● 本ワクチン接種後に起った有害事象に関しては、ご本人ならびにご家族の皆様には、一日も早く回復されますことを心から祈念申し上げます。

                     平成25 年4 月9 日
                               公益社団法人日本産婦人科医会会長  木下 勝之   がん部会担当常務理事  鈴木 光明



 
「複合性局所疼痛症候群」は、子宮頚がん予防ワクチンで注意を喚起されてきた、血管迷走神経反射による失神とは、明らかに異なる病態です。いままで「複合性局所疼痛症候群」は、採血後などにきわめてまれに起こる(約50万回に1回ぐらいの頻度)合併症として知られてきましたが、子宮頚がんワクチンでも270万回に1回程度のきわめてまれに起こりうる病態として、注意が必要なようです(詳しくはこちら)。


ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頚がん予防ワクチンが定期接種になりました(2013年3月31日発)

 2013年4月1日より、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス、ガーダシル)が定期接種になりました。

@ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)

 
2013年4月1日より、接種費用は全額公費になり、無料になります。

1) 2013年2月以降に生まれたお子さまには、区から氏名が印字された接種票(予診票)が郵送されてきますので、接種するさいにはこの予診票が必要です。(この予診票と母子手帳は必ずお持ちください)

2) 2013年1月までに生まれたお子さまには、区から接種票は郵送されてきませんので、クリニックに常備してある任意公費用の予防接種予診票を使用します。必要事項を記入していただいて、接種を行います。 (今までのヒブ、肺炎球菌ワクチンと同じ手順になります。ただし、扱いは定期接種になり、費用は無料、補償は予防接種法にもとづくものになります)

A子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス、ガーダシル

 2013年4月1日より、中学1年〜高校1年の女子は全額公費になり、無料になります。

 対象者のご家庭には、区から3月30日に氏名を印字した接種票(予診票)が郵送されます。サーバリックス、ガーダシルともに接種回数は3回ですので、接種票は3回まで使用できます。
 サーバリックス、ガーダシルともにすでに任意で接種を行った方は、その接種回数を含めて、残りの分を今回の定期で行うことになります。計3回で接種は完了となります。

 お子さま1人で接種に来院される場合は、接種に当たっては保護者の同意書が必要です。同意書は保健所保健予防課5742-9152に連絡して郵送してもらうか、現在お持ちの任意公費用の同意書で代用することもできます。

B子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス、ガーダシル
←20歳女性

 2013年4月1日より、20歳女性(平成5年4月2日〜平成6年4月1日生まれ)は、子宮頚がんワクチンに8000円接種補助がでます(これは、定期接種ではなく、任意接種の公費補助となります)。

 対象者の方には、保健所保健予防課から3月30日に、氏名を印字した接種票(予診票)が郵送されます。サーバリックス、ガーダシルともに接種回数は3回ですので、接種票は3回まで使用できます。 (すでに接種している方はその分も含めて、全部で3回となります。今回は残りの分を接種することになります)


MRワクチン(風疹単抗原ワクチン)の妊娠を希望される女性への全額公費補助について(2013年3月25日発)

 
2013年3月25日より、妊娠を希望される19歳以上のの品川区民(女性)は、風疹ワクチン(MRワクチン、風疹単抗原ワクチンいずれでも可。当クリニックは麻疹の抗体も上がるので、 MRワクチン推奨)が、全額公費補助により無料で任意接種できることになりました。(緊急対策のため、2014年3月30日までの期間限定補助になります)

 予診票は各医療機関においてあります。当クリニックも、かかりつけのお母さまに、積極的にMRワクチンの接種を行います。受付にお申し出ください。


MRワクチン(風疹単抗原ワクチン)の妊婦夫への全額公費補助について(2013年3月18日発)

 
2013年3月18日より、風疹大流行のため、品川区では妊婦の配偶者(19歳以上)については、風疹ワクチン(MRワクチン、風疹単抗原ワクチンいずれでも可。当クリニックは麻疹の抗体も上がるので、 MRワクチン推奨)が、全額公費補助により無料で任意接種できることになりました。(緊急対策のため、本年9月30日までの期間限定補助になります)

 予診票は各医療機関においてあります。当クリニックも、かかりつけの妊娠しているお母さまのご主人に限り、MRワクチンの接種をいたします。受付にお申し出ください。


子宮頚がん予防ワクチンの全額公費補助について(2013年2月10日発)

 
2013年4月より、子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス、ガーダシル)が、定期接種になるまでの間、任意接種ではありますが、全額公費補助で接種できることになります。 (現在は1回につき、8000円補助されています)

 同じく定期接種になる予定のヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンは、残念ながら現状維持のヒブ3000円、小児用肺炎球菌5000円補助が続くことになりました。

  4月1日から子宮頚がん予防ワクチンは定期接種になることが決まったので、 この任意公費はなくなりました。(2013年3月31日)


新4種混合ワクチン、不活化ポリオワクチンの最新情勢(2013年2月10日発)

 2013年2月に入り、新4種混合ワクチンも不活化ポリオワクチンも順調に入荷するようになり、ワクチン不足は解消しました。


新4種混合ワクチンの予診票の 扱い(2012年11月4日発)

 10月31日に品川区から発送された、新4混(DPT+不活化ポリオ)予診票がお手元に届いていると思います(平成24年8月2日以降に生まれたお子さまのご家庭)。しかし、再三お知らせしているように、 現在新4混ワクチンはほとんど供給されていません。医療機関には新4混ワクチンはないのです。さらに、不活化ポリオワクチンの供給まで滞り始めています。不活化ポリオワクチンまで不足し始めている状況です。

 「不活化ポリオワクチンも新4混ワクチンも十分足りています。」などと、能天気なことをいまだにほざいている厚労省の担当者は、一度実際に臨床現場に足を運んで、自分の目で確かめていただきたい。毎度毎度、振り回される家族や医療機関の苦労を考えてほしい、と切に願う状況です。

 そのため、当クリニックでは11月5日以降、下記のように取り扱いを行います。

@新4混ワクチン接種希望で、新4混ワクチンの在庫がある場合は、そのまま配布された予診票を用い、新4混ワクチンを接種する。
A新4混ワクチン接種希望で、新4混ワクチンの在庫がない場合は、DPTと不活化ポリオワクチンを別々に行う。
  1)この場合、DPTと不活化ポリオ両方の在庫がある場合は、同時接種を行う。予診票は新4混ワクチン予診票をコピーし、DPT分、不活化ポリオ分、別々に保護者に記載していただく。
  2)DPTはあるが、不活化ポリオワクチンの在庫がない場合は、DPTのみ接種する。不活化ポリオワクチンはワクチン納入後接種を行うため、予約のみをしていただく。予診票はコピーし、 DPTの分のみ使用する。

 
このような対応で接種を行っていきたいと考えております。ワクチンがないのは、医療機関のせいでも、品川区のせいでもなく、すべて厚労省とワクチン製造会社がその責を負うべきです。誰のせい なのか、どこが悪いのか(制度上)、彼らは説明する義務があると考えます。

始めに戻る


日本脳炎ワクチンの安全性について詳細(2012年11月4日発)

 日本脳炎ワクチン接種後に起きた死亡例について、10月31日に開かれた第7回厚生科学審議会感染症分科予防接種部会の審議の詳細が明らかになってきました (詳細はこちら)。

 まず、10月の岐阜県10歳のケース。
@10歳の小児。
平成24年10月、日本脳炎ワクチン接種。接種前の体温36.8℃。17時15分、来院。不安なのか、診察室から出たり入ったりしていた。
17時20分、待合室ソファーにて、母が右、看護師が左に座り、腕を組むような恰好でワクチン接種。その後、絆創膏を看護師が貼り、本人は玄関方向へ数歩歩き、座り込むようにして横になった。その後、 数回左右に体を揺さぶり横向きになる。
17時25分、顔が見えない方向の横向きの状態で、母親がおかしいのに気づく。顔色不良・反応なし。心肺停止状態のため心臓マッサージ開始し、救急要請。
17時36分、救急隊現着。モニター装着にて脈なし、嘔吐なし。全身観察にて発疹なし。「ショックやアナフィラキシーぽくない。少し口唇にチアノーゼあり。」(救急隊より聞き取り)
17時55分、心肺蘇生継続し、救急搬送。
18時6分、病院到着。すぐに挿管し、血性混じりの水分多く流出し、吸引。心臓マッサージ継続しながら薬物投与くり返す。心電図、心エコー等で心拍確認しつつ進めるも、心拍再開なく、全く心臓に動きなし。 AEDはつけていたが、心静止状態であり、除細動不可のため、ひたすら胸骨圧迫継続。約2時間心肺蘇生を実施したが、心拍再開は一度もなく、薬に対する反応もなし。
19時49分、死亡。死後CTにて明らかな異常なし。異常死と判断し、警察へ。

接種時までの治療等の状況
幼児期に広汎性発達障害と診断され、平成23年児童精神科通院開始。薬剤の変更を経て、平成24年6月よりピモジド製剤+アリピプラゾールにて内服加療。9月、 前記2剤に塩酸セルトラリンを追加処方し、内服薬3剤併用。

ワクチン接種との因果関係についての救命救急センター長の意見
普通は若い人は蘇生処置をすると1回は戻ってくる。なんで戻らなかったのか不思議。考えられないこと。バイスタンダーCPRを実施しているのでまず普通は心拍が戻ってくる。仮に5分くらい止まっていても 胸骨圧迫をしていて、病院で薬を使えば必ず戻る。唯一、心筋梗塞など心臓そのものに原因がない限りであるが。本当にピクリとも動かなかった。常識的には心臓に異常がなければ起こりえない症例。 アナフィラキシーショックは、心臓が悪くなる病気ではない。血管が開いて血圧が下がるものであるため、あまり原因として考えられない。
処方薬剤
(1) アリピプラゾール:副作用に心電図異常。本剤における治療中原因不明の突然死が報告されている。
(2) ピモジド製剤:SSRIとの併用禁忌。本剤による治療中、原因不明の突然死が報告されている。心電図異常に続く突然死も報告されているので、特にQT部分の変化があれば中止すること。
(3) 塩酸セルトラリン(SSRI):オーラップ投与中の患者には、QT延長を引き起こすことがあるので、投与禁忌であり併用禁忌。


 次に、7月の5〜7歳の児のケースです。
A5歳〜9歳未満の小児。
平成24年7月、日本脳炎ワクチン接種。接種前の体温36.7℃。接種翌日、鼻水・咳・体熱感などの感冒症状が出現。
接種2日後夜、38.9℃の
発熱を認めたため解熱剤使用するも発熱継続。23時55分、硬直性のけいれん認めたため病院受診。1時30分、 抗けいれん剤使用にてけいれん消失。7時13分、硬直性のけいれんくり返すようになり気管内挿管。12時、けいれん重積にて転院。
CT・MRI・髄液検査にて急性脳症と診断。DIC・多臓器不全を認めたため再度転院。
急性脳症に対し人工呼吸管理、血漿交換、CHDF(持続的血液濾過透析)、ステロイドパルス(*大量のステロイド剤の注射をすること)、水分管理による治療を開始。接種5日後、瞳孔拡大、対光反射消失、 自発呼吸消失し、脳浮腫・脳ヘルニアの進行が考えられた。接種7日後、血圧低下と不整脈を認め、死亡。死因は急性脳症と考えられ、剖検は実施されていない。

接種時までの治療等の状況
早産、超低出生体重児(*出生体重が1000g未満の児)、帝王切開にて出生。出生時仮死、呼吸不全のため約2ヶ月間の人工呼吸管理施行。甲状腺機能低下症に対し内服加療、発育遅延に対しリハビリ継続中。 1歳発症のてんかんに対し内服加療中。

ワクチン接種との因果関係についての報告医の意見
ウイルス感染を契機に発症した急性脳症と考える。日本脳炎ワクチンと急性脳症との因果関係は不明。ワクチンの関与を積極的に否定する根拠もないことから、因果関係は不明とした。

*は当クリニックの註。

  いずれも基礎疾患のない子が、元気な状態でワクチン接種するのとは、少し状況が異なるようです。報告を読む限り、ワクチンの関連はかぎりなく低いと考えられます。 当クリニックは日脳ワクチン接種を、通常通り続けます。


日本脳炎ワクチンの安全性について(2012年10月31日発)

 日本脳炎ワクチン接種後に起きた死亡例について、第7回厚生科学審議会感染症分科予防接種部会が10月31日に開かれ、ワクチンとの関連性が検討され、岐阜県の接種5分後に急変した症例に関しては「関連は薄い」、 7月のワクチン接種2日後にけいれんを起こし、脳症と診断された症例に関しては「データがそろってから再検討を行う」ことになりました。
 そして、現段階では日本脳炎ワクチンを中止する必要がない、と結論付けられました。


新4種混合ワクチン(DPT+不活化ポリオワクチン)について(2012年10月29日発)

 2012年11月1日(木)より、新4種混合ワクチン(DPT+不活化ポリオワクチン)が始まる予定です。

 2012年10月31日(水)に、接種該当者(平成24年8月2日〜平成24年9月30日生まれのお子さま)の家庭に、品川区より接種予診票が発送されます。この予診票を持って、「契約医療機関」で、11月1日以降、 ワクチンの接種を受けることになります。

 しかし、医療機関に現在、新4種混合ワクチン(テトラビック、クアトロバック)はほとんど供給されていません。薬卸問屋に注文しても、医療機関にワクチンが届かないのです。

 厚労省はメール通信の【感染症エクスプレス@厚労省】で、
製造販売業者によりますと、4種混合ワクチンの発売日は1031日の予定です。10月中に27.1万本が卸売販売業者に配送される予定です。平成24年度末までには147万本が供給される見込みです。

などと、机上の計算を発表しておりますが、各医療機関に数本供給されるのが現状のようです。

 したがって、新4混該当者もDPT+不活化ポリオで接種を始めることになります。接種予診票は、配達された新4混のレモン色の予診票で構いません。これと母子手帳を持参していただき、契約医療機関で DPTと不活化ポリオワクチンの同時接種を行います。


 新4混ワクチン(テトラビック、クアトロバック)と、従来のDPTワクチンとイモバックスポリオワクチンの組み合わせは、新4混ワクチンの方が優れているということはありません。どちらも同等の効果が期待され、 むしろDPTワクチンとイモバックスポリオワクチンのほうが長い接種の実績があります。新4種の該当者の保護者の方も安心して、従来のDPTワクチンとイモバックスポリオワクチンの接種を受けられるよう、 お勧めいたします。

 ただし、11月1日と声高に喧伝していながら、ほとんど新4混ワクチンがないということはどういうことなのでしょうか。厚労省の担当者は机から離れて、実際の現場をみるべきです。また、化血研と阪大微研は 現在の状況について、説明を行う責任があると考えます。


不活化ポリオ ワクチンの4回目について(2012年10月29日発)

 
2012年10月23日(火)から、イモバックスポリオ皮下注の4回目も定期接種として受けられることになりました。該当者は@生ポリオを1回飲んだ後、無認可で不活化ポリオを2回接種して1年たったお子さま、 A不活化ポリオを無認可で3回接種してから、1年が経過したお子さまになります。

 医療機関で定期接種として4回目の不活化ポリオワクチンの接種が受けられます。契約医療機関にご相談ください。


始めに戻る

育児情報に戻る