今週のお知らせ2016年7〜12月
本年最後の更新です。あの悪夢のような、全てが打ち沈んで見えた民主党政権がようやく終り、2012年12月、アベノミクス開始とともに我が国の復興が始まりました。そして、2016年も終わりかけた現在、アベノミクスに陰りが見え始め、これまで続いてきた成長と復活が、曲がり角に差しかかろうとしています。
特に今目立つ弊害は、無責任言論の横行です。自らは何も行うこともせず、何の責任も取る気もないくせに、幼稚なきれいごとを並べて、したり顔でわがもの顔にのさばっている電波村界隈のチンドン屋や嘘つき作文業者の跳梁跋扈は目に余るものがあります。その悪意に満ちた邪悪な言動の弊害は、日本の子どもの健康と未来にもじわじわと悪影響を及ぼし始めているのです。
来年も当クリニックは、高質医療・子育て支援の旗を高く掲げて、子どもをダシにした、しかも本当はこれっぽっちも子どものことなど考えていない、どす黒い邪悪な捏造と洗脳のいんちき言論と対決し、かかりつけの皆さまに正しい知識の提供・広報に努め、子どもの幸せと未来を全力で守るために行動していきたいと考えています。(2016.12.26.)
今年も残すところ、2週間となりました。かかりつけの皆さまにとって、今年はどのような年でしたか。当クリニックも1998年11月に開業して以来、2018年11月で20周年を迎えます。
したがって、来年で開業19年目に入ります。高質医療・子育て支援の旗をさらに高く掲げて、来年もひたすら前に進んでいきたいと考えています。すでに次年度から勤務の新しいスタッフが研修に入っています。まだ不慣れなところが目立ちますが、よろしくご寛容のほど、お願いいたします。(2016.12.18.)
12月11日(日)、豊葉の杜学園で災害時に学校に医療救護所を作る開設訓練がありました。まだ、はっきり性格付けはされてはいなのですが、震災時に避難してきた人の初期治療や救護に当たる人達の病気に対応する拠点になるようです。備品の確認や災害救助本部との連絡、担架で負傷者を運び出す訓練などが行われました。
災害はいつ、どんな形でやってくるか、わかりません。大切な子どもたち、家族を守るために、自分ができることは何か、常日頃から防災対策には心がけておきたいものですね。(2016.12.11.)
インフルエンザが流行している小学校、保育園、幼稚園がぼちぼち見られるようになりました。7人以上のお子さまがいっせいに熱で早退するような状況は、かなりインフルエンザが疑われると思います。
学校、園の流行情報に気を付けましょう。手洗い、うがいを励行しましょう。マスクを着用しましょう。今からでも遅くないので、ワクチン接種を急ぎましょう。(本格的な流行は年明けになると思われます。)(2016.12.5.)
こころの問題でお悩みのお母さま、お子さまが増えてきているようです。品川区でも教育総合支援センターを中心に支援活動が行われていますが、当クリニックの子どもの心の健康外来の受診を希望される親子も増えてきています。
しかし残念ながら当クリニックの現在の体制では、支援を希望されるご家族のご期待に、十分対応することができませんでした。そのために、現在の子どもの心の健康外来は年内で一旦終了し、2017年4月からよりご家族に寄り添い、ご相談に応じることができる、新しい体制で再開いたします。
新しい子どもの心の健康外来のご案内は、2017年2月ごろに行いますので、こころ外来受診を希望されるご家族はもうしばらくお待ちください。(2016.11.27)
お待たせしました。フルミストが今週、入荷する予定になりました(正確な日にちはまだ未定)。ご予約いただいた患者さんには、ワクチンがクリニックに到着ししだい、ただちにご連絡いたしますので、接種日を確定の上、ご来院ください。(2016.11.20)
冬のかぜ、胃腸炎などの感染症の流行に加えて、インフルエンザワクチン接種がピークを向かえており、クリニックは今、野戦病院のような喧騒のなかで診療を行っています。目が回るような忙しさの中でも絶対にミスをしないよう、スタッフ全員が神経を研ぎ澄ませて業務にあたっています。
しかし、今のような混雑状況では、十分すぎるほど時間をかけて、ていねいに対応を行うことが困難な時間帯もあります。ご了承ください。夜尿、こころや発達のご相談、免疫舌下療法、アレルギーの相談など、詳しいご相談をご希望の患者さんは、2診で併診時の月午前、木午前、金曜午前午後、さらに比較的患者の少ない火曜午前をお勧めいたします。
クリニック受付も窓口受付、電話応対、予防接種の予約など、てんてこ舞いの状態です。受付スタッフは医師、看護師ではありません。電話で症状や薬のことをご質問されても、専門家でないため、お答えできません。ご来院の上、医師と直接ご相談ください。
また、嘔吐した子などのお世話、他の電話応対などで、電話にすぐ出られないこともありますので、ご容赦ください。
クリニック受付の対応は全て、クリニック長鈴木医師の指示に基づいて、行われています。受付の対応に何かご感想がありましたら、それは全て鈴木医師の責任で行われておりますので、鈴木医師に直接お話しください。(2016.11.13)
11月7日(月)は事情により、5時で午後診療を終了されていただきました。かかりつけの患者さんには、大変ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした。(2016.11.13)
インフルエンザAがぼちぼち流行し始めたようです。例年は、12月に少し患者が発生した後、お正月を挟んで、1月から本格的に流行る、というのが通常のパターンでした。ところが、今年は2009年の新型インフルエンザ以来の、11月から流行が始まりそうな状況です。手洗い、うがいを励行しましょう。(2016.11.6)
フルミストをご予約の患者さんには、大変お待たせしております。輸入代行会社の方から、11月下旬に入荷という連絡が入りました。誠に申し訳ございませんが、もうしばらくお待ちいただくよう、ご寛恕のほどお願い申し上げます。(2016.10.30)
感染症流行情報でも書きましたが、10月20日(木)近隣小学校の小学生が、迅速検査でインフルエンザA陽性でした。いくつかの小学校で、インフルエンザA(香港型)がすでに発生しているもようです。今年は流行の立ち上がりが早いかもしれません。手洗い、うがいを励行しましょう。また、インフルエンザワクチンの接種を急ぎましょう。(2016.10.23)
10月18日(火)は、9月15日(木)に引き続き、第2回目の荏原医師会研修会が医師会館であり、参加しました。
内容は、「ウイルス感染症 昔と今、そして未来への展望 後編」というタイトルで、講師は前回に引き続き岡部信彦所長で、@インフルエンザ感染症、ARSウイルス感染症、B日本脳炎、CDPTとDTワクチンについて、DB型肝炎ワクチンについて、E新しいワクチンについて、と幅広い解説がありました。
今年のインフルエンザ流行について、インフルエンザワクチンに含まれるチメロサールについて、妊婦に対するインフルエンザワクチン接種について、RS
ウイルス感染症、B型肝炎ワクチンについては、当クリニックのHPと同じ内容のお話でした。
震災時に破傷風が発生すること、ロタウイルスワクチン定期接種の課題については、今後当クリニックのHPでも触れていきたいと思いました。(2016.10.23)
10月13日(木)は品川区、医師会、歯科医師会の主催で五反田文化センターで開催された、平成26年度品川区医療安全講習会「事例から学ぶ医療安全〜医療事故情報収集等
事業の実際と報告事例の活用」という講習会に参加しました。
講師は、日本医療機能評価機構医療事故防止事業部の坂口美佐部長で、医療事故の防止対策を行っている日本医療機能評価機構の紹介と、機構が集めた医療事故情報の利用の仕方の説明と、実際の報告事例の紹介がありました。
当クリニックのような一次医療を担当する外来小児科レベルでは、あまり深刻な医療事故の発生は想定しにくいと思われますが、医療事故はいかなるレベルであろうとも、決して起こしてはなりません。
今回示された情報をもとに、当クリニックでも患者さんの安全のために、今一度安全対策の確認を行わなければならないと思いました。(2016.10.16)
10月11日(火)、13日(木)、14日(金)の3日間、昭和大学医学部5年生の臨床実習を行いました。当日来院された患者さんには、ご協力ありがとうございました。
病棟実習も経験し、医学の世界に足を踏み入れた若い学生に、患者さんに共感し、患者さんに全霊で尽くす医師に成長するよう、指導を行っています。
昭和大5年生の実習について何かお気づきの点がございましたら、実習責任者の鈴木医師までお申し出ください。(2016.10.16)
10月11日(火)は、午後5時で診察は終了いたします。かかりつけの患者さんにはご不便をおかけいたしますが、よろしくご了解のほど、お願いいたします。(2016.10.10)
長崎県対馬で、4名の高齢者が日本脳炎を発病したと報道されました(ローカルニュースはこちら)。日本脳炎は患者が1名発生すると、周囲に100〜1000人の症状の出ない不顕性の感染者がいるといわれます。ワクチンは日本脳炎発病を防ぎます。ワクチン接種を確実に済ませておきましょう。(2016.10.4)
10月4日(火)から、区議会決算特別委員会が始まりました。この委員会は、品川区の平成27年度の予算の執行を承認するか、決める大切な会議です。10月4日、5日、11日、12日、14日、17日に会議が開かれます。鈴木医師は副委員長として委員会に出席するため、この日は休診となります。岩崎医師、鶴和医師、木村医師、加藤医師が診療を行います。
かかりつけの患者さんにはご迷惑をおかけいたしますが、よろしくご了解のほど、お願い申し上げます。(2016.10.4)
10月2日(日)は医師会休日診療所に出動しました。小児科は27人で、半数近くがじんましんや紅斑など、皮膚の病気でした。インフルエンザの患者さんは小児科にはいませんでしたが、内科では1名陽性になったようです。(2016.10.2)
9月23日(金)は区議会で一般質問を行いました。今回は@感染症対策として、B型ワクチンの救済措置、ロタウイルスワクチン半額助成の進捗状況、日本脳炎ワクチンの生後6か月からの定期接種、麻疹対策、蚊媒介感染症に対する、品川区の防蚊対策について、質問しました。
A健康施策についてでは、成人眼科検診について、B教育については、品川区の自殺予防教育についてと読書推進活動について、質問しました。そして、C子育て支援施策については、病児保育増設と子育て応援券の発券について、要望しました。
詳しい内容については、こちらをご覧ください。(2016.9.25)
9月15日(木)、荏原医師会の平成28年度新研修会がありました。
内容は、「ウイルス感染症 昔と今、そして未来への展望 前編」でした。講師は、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長で、@デング熱、ジカ熱などの蚊媒介性疾患について、A子宮頸がんワクチンの今後について、B麻疹の流行について、の3題で講演されました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、岡部先生は国立感染症研究所感染症情報センター長を長年務めてきた、高名な感染症の専門家です。
岡部先生は、デング熱、ジカ熱などの蚊媒介性疾患については、デング熱は日本の冬を越すことができないため、大きな流行になることはない。ジカ熱はフロリダなど一部の地域を除けば、世界的流行は沈静化してきている。ジカ熱の先天性異常をきたす率は1%であり(風疹は38〜100%)、日本では感染妊婦から小頭症の赤ちゃんが生まれる可能性はほとんどない、とお話しされました。
そして、蚊媒介感染症対策で最も大切なことは、蚊に刺されないことである、と強調されました。
次に、現在の麻疹の流行については、今年8月ごろから、麻疹の報告が増え始め、関空、千葉県幕張のコンサート、保育園、医療機関などから集団感染の報告が続いています。麻疹は治療法がなく、ワクチン接種が最も大切な予防対策です。そのため、MR1期、MR2期の対象者はなるべく早くワクチン接種を受けるよう、呼びかけるなければならない、と話されました。
研修会の岡部先生の講演も踏まえて、当クリニックはかかりつけの患者さんに、MR1期、2期(それぞれ、1歳、5歳(小学校入学の1年前))の対象者は、なるべく早急にMRワクチンの接種を済ませるよう、強く勧奨いたします。
また、品川区は18歳未満の麻疹ワクチンが未接種ないしは1回接種のみの子どもに対し、区の負担でMRワクチンが無料で接種できる施策を続けています(詳しくはこちら)。今からでも遅くはないので(本当は遅いのですが)、なるべく早く接種を済ませることを、強く強くお勧めします。(2016.9.18)
リオデジャネイロオリンピックが終わり、パラリンピックが始まりました。
最近、リオで活躍したアスリートたちが次々とTVのバラエティー番組に出演し、「お笑い芸人」達にいろいろといじられ、お相手をさせられています(特にフジテレビがひどい)。強い違和感を感じていましたが、非常に共感できる記事を読んだので、紹介させていただきます。(全文はこちら。)
大学の教員が、いったんテレビのバラエティー番組に出演し始めると、のめり込んでしまうというのが典型である。
自分で言うのも何だがそもそも学者など、世間知らずの専門バカが大半である。メディアにちょっとちやほやされると自制がきかなくなり、本業である学問や研究の質が下がってしまうという本末転倒の事態を招くことも多々あるのだ。 (中略)
五輪報道の派手さは、技能を競うという意味では同じはずの競技ごとの世界選手権などとは比べものにならない。テレビも新聞も、培ったワザを披露する選手たちについて大々的かつ詳細に伝える。結果として、五輪で活躍すればテレビ出演やCMのオファーなどが殺到し、第二の人生の可能性も開けるのだ。
スポーツ選手にとって勝つ目的は、単にメダルを得ることであってはならない。勝ち負けを越えた精神的な充足を目標とすべきであると、かねて指摘されてきたことである。ところがここにやっかいな問題が生じてくる。
私の一部同業者がそうであるように、社会的に承認される生活に快感を覚えはじめると、人間は自らの振る舞いをより目立つように変化させていくという本能がある。 実はそれがしばしば、動物としての闘争心を奮い立たせる必要がある場面でネガティブに作用する。多くの種目でパフォーマンスを阻害する要因となることが知られており、スポーツ選手にとっては重大だ。 実績や評判通りの活躍ができなかった選手には、この可能性を疑ってみる必要がある。