今週のお知らせ2020年
12月26日(土)で年内のインフルエンザワクチン接種は終了いたしました。本年も当クリニックのインフルエンザワクチン接種事業をご利用いただき、ありがとうございました。今年9月に厚労省のペーパー医者役人の「老人優先、子どもは後回し」通達に接種現場は若干混乱したものの、無事に済んで良かったです。
今年も利用者のお書きになった「アンケート一言ご意見」を拝読させていただきました。ほとんどの患者さんから寄せられた温かいご意見に、当クリニックは感謝し、次年度もお子さまとご家族のためにインフルエンザワクチン接種事業をしっかり行うことを決意しています。また、極小数ですが、当クリニックのインフルエンザワクチン接種事業にご意見をいただきましたが、次年度にかけての宿題として改善に取り組んでまいります。
コロナで終わった2020年でしたが、2021年も鈴の木こどもクリニックをよろしくお願いいたします。(2020.12.27)
10月22日、Web開催された第61回日本臨床ウイルス学会で、長崎大学小児科森内浩幸教授が「COVID-19と小児」というテーマで講演されました。
森内教授は、先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者の会「トーチの会」の顧問医師を務めるなど、障害を持つ子どもの支援にも注力されている、活動的な感染症専門医・小児科専門医です。
今回の森内教授のご講演は非常に素晴らしい内容でしたので、ぜひ紹介させていただきます。(講演内容はm3の記事を元にまとめました。)
森内教授はまず、世界でも18歳未満のSARS-CoV-2感染者は少なく、無症候性のことも多いこと、我が国でも20歳未満の感染者は割合も少なく、現時点での死亡者はいないことをまず話されました。
そして、日本の子どもにとっては、COVID-19よりもインフルエンザや急性肺炎の方が重要な感染症で、最も問題になるのはRSウイルス感染症と指摘されました。特に、2歳未満児や基礎疾患を持つ子どもはCOVID-19の重症化のリスクにはなるが、それは通常のかぜでも同様であり、SARS-CoV-2は子どもにおいては基本的にかぜのウイルスと考えてよい。そして、SARS-CoV-2は、現在のかぜを起すヒトコロナウイルスと同様に、将来かぜコロナウイルスの一つとして日本に定着していくだろうと推測されました。
「子どもは大人の10-100倍のウイルスを出している」という報告には、 「解析対象から無症候性感染児を外しており、子どもの多くが無症候性であるということを考えると、適当では無い
」と疑問を呈されました。
森内教授はまた、子どもにおけるコロナ感染経路について、学校内での感染は小学校で2%、中学校で7%であり、家庭内での感染のは小学生では75%、中学生では68%と遙かに多いこと。インフルエンザは子どもが流行の中心であり、学校での流行から家庭、社会に広がっていくのに対して、SARS-CoV-2では社会の中の流行から家庭内に持ち込まれ、子どもが感染するという逆の構図となっていること。今後の感染対策として、地域によっては過剰とも言える対応を取っているところもあるが、ゼロリスクを求める非現実的な路線ではなく、バランスの取れた対応策を立てる必要があることを提言されました。
子どもが重症化しにくい要因の一つとして、子どもでは重症化のリスク因子となる基礎疾患が少ないこと。その一方で、重症化リスクの高い基礎疾患を持つ医療的ケア児においては、COVID-19は患児の家族や受け入れ施設には大きな負担になり、「医療的ケア児は重症化リスクが高いだけではなく、社会的にもその管理が難しい」と指摘されました。
また森内教授は、子どもにおける基礎疾患の中で、知的発達障害がリスク因子として見逃されていることを指摘し、知的発達障害児は身の回りの世話などで密に接する必要があり、感染リスクが高く、栄養障害などの内分泌代謝疾患、
循環器疾患などの重症化のリスク因子が合併しやすいことが知られており、「予後が良いとされる低年齢であっても、 知的発達の遅れがあると致死率が高くなる危険がある」ことに警戒すべきと指摘されました。
最後に森内教授は、COVID-19が子どもたちに及ぼした影響について、健診、子ども支援、予防接種の機会が失われたこと、家庭内暴力や虐待のリスクが増加したこと、福祉の手が十分に及んでいないことなどを挙げ、「子どもにとってCOVID-19はかぜにすぎず、流行の中心でもないのに、流行のコントロールという錦の御旗の下に、心身両面に子どもが健康被害を受けている」と危機感を表明し、経済も大切だが、子どもたちを守ることも大切だと結んだのです。
当クリニックはこの森内教授の見解に全面的に賛同するものです。そして、当クリニック自身、コロナ大流行下で①子どものコロナは軽症、②子どもにとって、コロナに怯えて過剰な感染予防はむしろ有害、③子どもに遊びは重要、心身ともに子どもに寄り添う施策が必要、という見解を表明し、この立場からクリニック内外で新型コロナウイルス感染症対策を支え、活動してきたのです。
今後も、新型コロナウイルス感染症に過剰に空騒ぎせず、正しい医学的ファクトに基づいて、品川のお子さま、お母さまのために、子どもの健康と幸せを第一義に考え、全力を尽くしてまいります。(2020.12.13)
恒例のXマスの飾り付けを行いました。心なしか、今年のXマスのオーナメントも寂しそうです。早くコロナの脅威が去って、皆で楽しいクリスマスが送れるようになるとよいですね!(2020.12.6)
2020年11月19日(木)は、「地域医療を考えるインフルエンザWebセミナー」を視聴しました。演者は日赤医療センター呼吸器内科の出雲雄大部長で、「インフルエンザとCOVID-19 同時流行へどう立ち向かうか」というタイトルの講演でした。
今までコロナ関係の講演を多数聴講してきましたが、この講演ではコロナ対応を地域医療機関(開業医)の観点からいろいろ解説いただき、非常に有益でした。当クリニックもCOVID-19の疑いのある患者さんを検査していますが、気をつけること、特に注意を払わなければならないことが再確認できました。
また、日赤医療センターでのCOVID-19治療薬の使用法や、季節型インフルエンザの流行対策についても解説いただきました。
いよいよ東京都でも新型コロナウイルス感染症の第3波が始まっています。当クリニックも怯むことなく、少しでも品川区の新型コロナウイルス感染症への対策に貢献できるよう、微力ですが力を尽くしていきたいと思っています。(2020.11.20)
2020年11月18日(水)、「令和2年度 荏原医師会第3回新研修会」に参加しました。今回の講師は、昭和大学感染症内科時松一成准教授で、インフルエンザ感染症と新型コロナウイルス感染症について、講演をされました。
まず、季節型インフルエンザ感染症について、夏場にインフルエンザが流行する(南半球ではちょうど冬になります)オーストラリアで、今年はほとんどインフルエンザが流行がしなかったこと、2009年の新型インフルエンザ流行の時も、我が国は世界で最も死亡率の低い国だったこと、インフルエンザ感染症以外でも今年はRSウイルス感染症、マイコプラズマ感染症、感染性胃腸炎まで激減していること、などをお話しされました。
次に、新型コロナウイルス感染症について、マスクの有効性とこれからの冬場に新型コロナウイルス感染症が増加する危険が高いこと、コロナとインフルエンザの検査の具体的な方法などについてもお話しされました。
時松准教授のお話しはわかりやすく、医学的にもファクトに基づく内容で、有意義な内容でした。特に昭和大学病院で行われているコロナ対策の紹介は、当クリニックで行っている感染予防対策を補強するために非常に参考になりました。今回の講演内容も踏まえて、新型コロナウイルス感染症対策を、当クリニックでも強化してまいります。(2020.11.21)
世界が固唾をのんで見守っていた、アメリカ大統領選挙は米日の左翼・リベラルマスメディアの願望通りに、バイデン民主党候補の勝利で強引に幕引きされそうな情勢となりました。(なぜ、バイデンの辛勝とか薄氷の勝利と書く新聞がないのか、不思議ですが…)
このバイデンの暫定「勝利」を見て、アメリカの鼻をつく東部リベラル・メディアのみならず、トランプ大統領の悪口を書きまくっていた我が国のアベガー左翼マスコミ連中も、「バイデンが勝った。トランプが負けた。良識が勝った。」と大喜びではしゃいでいます。自分の利益しか頭にない悪の権化トランプが、アメリカ人の良識によって打ち倒され、融和と正義と世界平和の使者=バイデンが輝かしい勝利を収めた、というのが、彼らが言いふらしているストーリーのようです。
しかし、毎度のことですが、日米のマスコミのどす黒い、愚かなお花畑の戯言をそのまま信じるのは危険だと考えます。
バイデンは7633万票と史上最高の得票を得た、と日米マスコミは狂喜していますが、トランプ大統領も7143万票と前回を800万票も上回る得票を得ています。しかもトランプ大統領のコロナ対策のあまりの稚拙さ、反医学的対応が多くのトランプ支持者の離反を招いたと考えられ、2020年1月のコロナ前の段階ではトランプ大統領の勝利はほぼ確実だと評価されていたのです。
一方、アメリカ議会下院は民主党の勝利、上院も民主党が過半数に肉薄、などとあたかも民主党の勢力が大きく躍進したように報道されていますが、実際には下院で躍進したのは共和党であり、民主党は議席を減らしています。上院でも民主党旋風が吹き荒れるどころか、共和党が過半数を維持する勢いです。
あれあれ、バイデンがトランプを、民主党が共和党を圧倒するはずではなかったのですか。
まず、バイデンは民主党をまとめることはできません。民主党は今回の下院選挙の「敗北」によって、中間派とサンダースやウォーレンらの社会主義派に内部対立が深刻になっていくでしょう。また、選挙違反という卑劣な手段に手を染めたことによって、トランプを支持していた共和党右派と和解することは不可能となりました。
バイデン時代は、民主党の内部対立と共和党との党派対立によって、身動きできず、何にも決められないオバマ時代への不毛な回帰となるでしょう。宥和は単なるお題目に終わり、トランプ時代より対立と反目が激化するでしょう。バイデンの唯一の取り柄だった人格的個性、政治的信念の希薄なことによる積極的な敵の少なさが、今後は重大な欠点として浮かび上がってくると思われます。
バイデンは歴代民主党指導者と同じ、日本を馬鹿にし敵視して、中国への親近感を隠そうともしない反日親中の政治屋の一人です。「核武装を禁止した日本国憲法を我々(アメリカ)が書いたことを、彼(トランプ)は理解してないのではないか。彼は学校で習わなかったのか。トランプ氏は判断力が欠如しており、信用できない。」
このバイデンの醜い発言は2016年8月15日、ヒラリー・クリントンの選挙応援で、トランプに対する攻撃として発せられたものです。朝日新聞、毎日新聞、日本民主党などはさすがに慌てまくって、「日本政府が作った。」などと歴史を偽造した噴飯ものの反論を弱々しくしましたが、バイデン自身は撤回も謝罪もしていません。
彼ははっきり、日本国憲法はアメリカが書いたシロモノであり、これはアメリカでは小学生でも知っている常識だ、と述べているのです。
また、彼とコンビを組んだカマラ・ハリスを、アベガー左翼・毎日新聞などは歯が向くような賛辞で持ち上げていますが、彼女もまた正真正銘の親中政治家です。
これから始まるバイデン時代は、アメリカ民主党の軛の元で、日本は中国、韓国に幾度となく屈辱の譲歩を強いられ、煮え湯を飲まされる、デジャブのような暗黒の4年間となるでしょう。何も決められない、何も行動できない、弱腰のバイデンの元で、あのオバマ時代と同じように中国の覇権と侵略が凄まじい勢いで進むでしょう。
バイデン時代の終わり頃には、我が国の沖縄県尖閣列島はすでに中国占領下の釣魚台群島になっているかもしれません。悪夢の日本民主党政権時代が再現され、苦しむ日本人に対し、朝日新聞などアベガー左翼マスコミは、かつての民主党政権時代と同じように、「日本はもうダメだ。反省して、中国を見習え。千回謝罪して、韓国に許しを請え。」などと、偉そうにお説教を垂れているかもしれないですね。
来たるべきバイデン時代のアジアは、アメリカ民主党の積極的な容認の下、習近平の唱える漢民族の偉大な大帝国に呑み込まれていくでしょう。そして、その漢民族アジア帝国の中で日本は、アベガー左翼の吹聴している多様性、自由、連帯などの理念は完全に吹き飛んだ、今の香港のような、抑圧と隷属と監視のおぞましい地獄絵のような暗黒社会となっているかもしれません。悲しい未来です。(2020.11.10)
2020年10月28日(水)、「令和2年度荏原医師会新研修会」に出席し、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長の講演をお聞きしました。
岡部先生は国立感染症研究所感染症情報センターの元センター長で、現在、新型コロナウイルス感染症対策分科会委員、内閣官房参与(感染症対策担当)として、我が国の新型コロナウイルス感染症対策の中心にいらっしゃる感染症専門家です。
今回は、新型コロナウイルス感染症の最近の情勢と、2020-2021年の季節型インフルエンザについて、解説されました。
講演で、岡部先生は日本の三密対策が今や世界標準となり、Avoid the "Three Cs"(Closed spaces、Crowded
places、Close-contact settings)が国際的な標語になっている、とお話しされました。
日本はダメだ。外国を見習えなどと声高に主張する、一部のワイドショウなどに出没する自称「感染症に詳しい」出演者もいましたが、我が国の感染対策が世界で高く評価されることは、日本人として素直に誇らしいと思いました。
新型コロナウイルスに対するワクチンはまだ開発途上と言うことでした。新型コロナワクチンについては、当クリニックも現在執筆中です。岡部先生の講演内容も踏まえて、近日中に公表いたします。
また、アビガンについても、インフルエンザに対するタミフルのように、新型コロナウイルス感染症の初期の患者に投与してもよいのでは、と述べられました。
岡部先生の荏原医師会の講演会は毎年行われており、当クリニックも毎回聴講していますが、今年は一度中止になりかけましたが、関係者のご努力で開催できて良かったです。この講演会の岡部先生のお話も踏まえて、当クリニックの新型コロナウイルス感染症に対する論文も更新してまいります。(2020.11.1)
アビガンの製造元の富士フイルムがようやく臨床データの収集を終え、アビガンの薬事承認申請に向けてデータ解析に入るようです。
アビガンは理論的にSARS-CoV-2の増殖を抑える抗ウイルス薬で、3-4月の第2波の流行時からCOVID-19に有効な薬剤だと期待され、投与されてきました。実に、COVID-19の重症者の77%にアビガンが投与され、73%で軽快した。と医学部長病院長会議で報告されています。
しかし、安倍首相(当時)がアビガンの認可に積極的な姿勢を示したために、アベガーどもの憎悪を一身に浴びて、「アベが憎けりゃ、アビガン憎い」とばかり、左翼評論家、左翼新聞記者の集中攻撃を浴びるという、政治に翻弄される不幸な薬になってしまいました。
藤田医科大学が7月にまとめた臨床試験の報告では、アビガンはコロナの症状を軽快させた、副作用も尿酸値の一過性の上昇のみ。しかし症例数が少なく、有意差が出なかった。おそらく、200例ぐらいまで増やせば有意差が出ると思われる。という内容だったにもかかわらず、「アビガンは効かなかった。」とアベガーどもに凱歌と共に、葬り去られようとしたのです。(この間の事情は、「アビガンが『有効でない』とは言っていない」研究代表・土井洋平医師の独白120分」に詳しく記されています。また、アベガー左翼ではない、日経医療記者の「中立的」記事はこちら。
今回、救急医学会・集中治療医学会も「弱く推奨」という限定的ながら、アビガン投与を認めました(原文はこちら)。アビガンは「治験薬」という日陰の身からようやく正式の治療薬として、新型コロナウイルス感染症の患者さんに投与できる環境が整ってきたのです。
今、PCR教の信者達が「PCR検査を行えば、コロナから救われる」と、治療も予防もいっさい考えず、ひたすらPCR、PCR、PCRとカラ念仏を大合唱していますが、当たり前ですがいくらお経を唱えても、PCR検査を行ってもコロナは収まりません。むしろ、無症状保菌者をほじくり出して、人工的「流行」は続くことになるでしょう。
コロナの流行を抑えるのは、力強い治療か予防であり、無力な検査ではありません。予防はワクチンですが、COVID-19に有効な優れたワクチンはすぐにはできません。(コロナワクチンについては、別項で詳しく論考します。)
治療薬アビガンがあるではないですか。アビガンの効果はインフルエンザ感染症における、タミフルと遜色ありません。タミフルもインフルエンザ感染症の発熱を1日~2日短縮するのが効果です(→タミフル)。
アビガンはもともとタミフルと同じような抗ウイルス剤で、RNAポリメラ-ゼの働きを抑え、SARS-CoV-2の増殖を抑えます。新型コロナウイルス感染症の初期に重症化予防のために投与されるべき薬剤です。サイトカインストームの吹き荒れる重症化したCOVID-19には、すでにウイルスの増殖を抑えるレベルでは無く、ARDSや多臓器不全を治療するデキサメタゾンのような別系統の薬の出番です。
もともとCOVID-19は若年者は軽症で経過するため、重症化しやすい高齢者に投与すれば良いのです。薬害カルトやアベガー左翼が騒ぐ、催奇形性も高齢者なら無視できると思われます。
アビガンが医師の裁量で自由に処方できるようになったときこそ、1年に届こうとしている、長い長い新型コロナウイルス感染症流行のトンネルの出口がようやくみえてくると思われます。(2020.9.22)
加藤厚労大臣は9月11日の閣議後の記者会見で、今冬のインフルエンザワクチン接種は老人を優先し、こどもや医療関係者は後回しにして10月26日以降に接種するよう呼びかける、と発言しました。
また、今シーズンのインフルエンザワクチン本数は約3178万本と、過去5年間で最大の供給量となるのだそうです(報道はこちら)。
またまた、机上の計算ばかりが得意の、しゃしゃり出れば出るほど、現場が混乱する、もはや台風並みの惨禍しかもたらさない、無能な「ペーパー医者役人」(医師免許だけは持っているが、全く医療が理解できない、厚労省の医系技官といわれる役人)の盲動が始まったようです。彼らが後ろから、やはり医療が理解できない文系大臣にしゃべらせているのでしょうが、こどもは高齢者と並んでインフルエンザ感染症の最も被害を被る年齢集団ではありませんか。こどもを高齢者の後ろに置くという、彼らペーパー医者役人の思考回路は理解できません。ペーパー医者役人にとって、こどもというのはその程度の価値しかないのでしょうか。
たしかに新型コロナウイルス感染症は若年者は罹患せず、高齢者が重症化します。したがって、コロナワクチンができたら、高齢者を優先するというのなら、十分理解できます。しかし、今ここで話題になっているのは何時できるか分からないコロナワクチンではなく、来月から始まるインフルエンザワクチンです。高齢者でも大切なワクチンですが、こどもにとっても同じぐらい大切です。
しかも自慢そうに今年は過去5年間で最大の供給量だなどと胸を張っているのであれば、ますます老人優先などとケチなことを言う必要はないではないですか。だってワクチンは十分あるのでしょ。なんでこんな馬鹿げた愚策を、文系大臣に発言させたのでしょうか。
それは、たびたび論究してきましたが、厚労省ペーパー医者役人にとって、最大の関心事は、「絶対自分たちに責任が及ばない」ことなのです。「ワクチンが足りなくなって、自分たちがマスコミや政治家から責任を追及される」事態を回避することこそ、厚労省ペーパー医者役人にとって、全てに優先する最大の行動原理なのです。
そのために、新型インフルエンザワクチン騒動の時は、10mlというようなお化けワクチンバイアルを作らせたり、強制的に接種順番を設定して、社会を大混乱に陥らせたり、開業医が孫に打ったなどというくだらない情報を厚労省癒着のお太鼓族記者にリークして、少しでも自分たちに火の粉が及ばないよう、小手先のマスコミ対策に狂奔したのです。(くわしくは、新型インフルエンザ騒動について)
また、風疹第5期事業でも接種希望者が増えてワクチンが足りなくなる事態を避けるため、そのまま希望者に接種してもらえば一番簡単で効果的なのに、わざわざクーポン券などという手のかかる代物を導入して、めでたく接種数を抑えるという芸当を行ったのです。(それでは、何のための風疹5期?)。(くわしくは、風疹第5期について)
そして、今回です。ワクチンが足りなくなって、また自分たちが責任を追及されないように、彼らはあえてこどもを切り捨てて、高齢者を優先する、などという許しがたい愚策を強行しようとしているのです。
当クリニックはインフルエンザワクチンは高齢者と共に、こどもにとっても大切なワクチンである、と考えています。ペーパー医者役人が自治体や薬卸問屋に圧力をかけて、こどもへのインフルエンザワクチン接種を妨害しない限り、当クリニックは10月1日(木)から予定通り、接種を行います。(2020.9.13)
コロナに負けないように、今年は少し早いのですが、ハロウイーンの飾り付けを行いました。ハロウイーンは悪霊を追い出すお祭りですが、コロナも退散させてくれるといいですね。(2020.9.13)
安倍首相の辞意声明によって、自民党は後継総裁を決める総裁選を行うようです。
新しいネタが提供されて、またまた喜び狂っているマスコミ・ワイドショウは、連日石破茂候補が自民党総裁になるよう、必死に声援放送を送っています(石破候補を取り上げる時間だけが異様に長く、内容もヨイショばかり)。
やれ自民党は派閥政治が復活した、やれ談合だ、やれ一般党員の声が無視されている、やれ菅は「安倍の後継者」だからダメ、などと、朝日新聞グループ、毎日新聞=TBS、ハフポストなどアサヒ系ネットメディア、立憲民主党人士など左翼勢力は、あらん限りの罵詈雑言を自民党に浴びせかけ、彼らと同じ穴のムジナである、石破茂を応援することに必死のようです。(だったら、自民党に入党すれば良いのに…)
しかし、よく考えてみると、同時期に立憲民主党、国民民主党の一部、民進党の残党の無所属が総結集する「大民主党」、別名「帰ってきた民主党」、「日本共に民主党」の合流新党の結成大会も同時期に開かれるではありませんか。
自民党の総裁選をあれだけ叩いていた左翼マスコミは、当然この仮称「共に民主党」の党首選挙も、「全党員の参加した党員選挙」「地方議員の参加した党員選挙」を要求するのですよね。まさか、国会議員だけという「筋書き通り」の「密室」での「派閥選挙」を拱手傍観することは無いと信じますが。
最も、我が国のほんの小さな出来事にも、やれ言論弾圧だ、やれ権力の乱用だなどとキーキーと馬鹿騒ぎするくせに、今まさに香港の民主主義が恐怖の独裁国家の血まみれの手で、本当に圧殺されようとしている時に、何一つ声を上げられない、ジャーナリストとしての勇気も矜持もヒューマニズム(エセ「人権」ではありませんよ)のかけらもない、臆病でダブルスタンダートで内弁慶(自民党、日本政府にしか、強く出られない)の我が国の左翼マスコミには、所詮期待する方が間違っていますよね。何が、ジャーナリスト宣言だ。何が言葉のチカラだ。笑わせてくれます。
いずれにしろ、自民党のポスト安倍騒動で、すっかりコロナ狂騒曲はトーンダウンしてしまいました。差別と偏見しか生まない、「きょうの感染者数」発表と、馬鹿丸出しのPCR検査の大盤振る舞いをやめ、「指定感染症」からCOVID-19を外せば、あっという間に我が国のコロナ騒動は終息するでしょう。今の日本のコロナ流行は、軽症と無症状ばかりであり、最大の問題はマスコミの作り出す、社会の偏見と差別です。
日本社会をどす黒く覆う、コロナ禍を作っている張本人は、アベガーでも厚労省の無能役人でもありません。「きょうの感染者数」発表で視聴率をあざとく稼ぐ、営利企業にして、日本最悪のブラック組織=洗脳左翼マスコミとバカ製造機=ワイドショウです。(2020.9.6)
安倍首相が辞意を表明しました。地獄のような民主党政権から日本を建て直し、希望が持てる社会に復活させた功績は大きいと思います。
潰瘍性大腸炎という持病を抱えながら、政務に励まれた姿は、病気というハンデを持っていても、大きな功績を挙げることができるのだということを多くの国民に示し、ハンデを持ちながら仕事をされている人々に大きな励みとなったのではないでしょうか。ご苦労様でした。
ところが、立憲民主党の石垣のり子参院議員がツイッターで、「大事な時に体を壊す癖がある、危機管理能力のない人物」と書き込み、この心ない、鬼畜のような言辞に非難が殺到しました。
ところが、石垣議員は「このような身体が弱い人物を働かせていた自民党が悪い。」と居直り、謝罪を拒否しました。しかし、当たり前ですが、この傲慢な態度にさらに批判が高まったため、「福山立憲民主党幹事長に注意されたから」といって、ようやくしぶしぶ謝罪したのです。自らの意志ではなく、上役に謝れと言われたから謝っておくということでした。
彼女は、結局最後まで、何が多くの日本人の怒りを買ったか、理解できなかったようです。
難病は本人が好きでなるものではありません。病気と闘いながら、さまざまな職務を全うしようとする方を、当クリニックは惜しみなく応援いたします。反対に、自らが健康であるが故に、傲慢にも病気を患っている方を否定し、侮辱する人間を、医師として絶対に許すことはできません。
他人に厳しく、身内に甘い。これは左翼の特徴ですが、まさしく立憲民主党は立派な左翼政党そのものですね。(2020.8.30)
8月24日の報道によれば、東京都世田谷区は、症状の有無にかかわらず、区内すべての介護施設や保育所・幼稚園の職員ら約2万3千人に対し、 新型コロナウイルスのPCR検査を行うことを決めたと報道されました。保坂展人区長は「感染しても無症状な方を特定してクラスター化を防止し、
地域全体の感染を防ぎたい。検査のコスト、速度、規模の面でも、PCR検査をより迅速・大量にしていきたい。」と語ったと言うことです。
4億円の税金を浪費して、2万3千人の健康な区の職員に検査を行うというこの馬鹿げた愚策に、いったい何の意味があるのでしょうか。
まず、検査は唾液を使おうとしているようで、それほど当人に負担はかからないでしょうが、検査で陽性が見つかっても当たり前ですが、治療法はありません。ワクチンを接種するのとちがって、何の予防にもならないのです。健康な検査陽性者が見つかるだけです。健康保菌者なら標準的な感染予防策の徹底で、かなりの確率で感染は防げます。感染者の8割は、他の人に移すことは無かったと報告されているのです。実際、3-5月の欧米発ウイルスの流行(第1波)は、PCR検査を無制限に行うというような愚策を行わなくても終息したではないですか。もしも,あのときに今PCR信者が騒いでいるように、無制限のPCR検査などを行っていたら、間違いなくイタリア並みの医療崩壊が起こり、死者はあの程度では済まなかったでしょう。
また、東京都民のPCR陽性率を5%だと仮定すると、20施設あたり1施設がコロナ「陽性者」が出て、閉鎖されることになるでしょう。さらに、本当は新型コロナウイルスに感染していないのに、検査の上では陽性に出てしまう、偽陽性が必ず発生します。これは、インフルエンザ抗原検査でもたびたび発生します。検査上の避けることのできない宿命のようなものです。
陽性になった区職員の休業手当はどうするのでしょう。閉鎖になった保育園、老健施設の利用者はどうなるのでしょう。そもそも、区職員に検査を強制できるのでしょうか。また、入院する医療施設は?宿泊施設は?これを差配する保健所の業務の天文学的負荷は?かっこ良いことをいって、最後はいつものように、左翼マスコミを使って、アベガーと叫んで国や都に泣きつきますか?
さらに、何ら臨床的に役に立たない(公衆衛生上のデータにはなるかもしれませんが)、緊急性のかけらも無いこのようなPCR検査を2万人も行うということは、世田谷区の保健所では無く、民間会社SRLやBMLに委託するとしても、検査会社の検査能力にも負荷がかかり、他の医療施設から提出される本当に必要なコロナPCR検査の結果が出るのに時間がかかったり、場合によっては検査数が制限されるなどの怖れもでてきます。
また、世田谷区の保健所も来年3月まで、HIVや梅毒など性感染症の検査、他の保健所業務が停止されるようです。軽症化が進む、新宿コロナのために、世田谷区のすべての保健衛生施策がストップしてしまうのです。まともな保健衛生担当部署なら夢想区長の暴走に意見すべきです。いったい、どちらが区民の健康にとって、大切なのでしょうか。他区の事案ではありますが、心配になります。
左翼タブロイド紙=日刊ゲンダイ(講談社)に掲載された、保坂区長の発言によれば、原発事故でスポットライトを浴びまくり、その恍惚体験が忘れられずに、コロナ舞台で夢よもう一度とばかり、山中教授の向こうを張って騒々しくしゃしゃり出てきた、ゲンパツ村の住人=児玉龍彦絶叫アジテータが裏で糸を引いているようです。そして、この保坂サンの誇る「世田谷方式」は、専門家会議が当初「PCR検査を増やすべきはない」という誤った方針を立てたことを正して、従来の感染症の概念にはない、「無症状で感染を広げる人をPCR検査で捕まえる」という素晴らしい施策であり、全国から声援が届いているのだそうです。
しかし社民党だった保坂区長とかつて左翼仲間だった玉城デニー沖縄県知事は、8月8日、流行が加速する沖縄県では無症状の人へのPCR検査は今後行わないと発表しています。
現実の世界に責任を持とうともせず、口先だけでお花畑の世界で楽しく生きている社民党区長と、自己顕示欲の塊の出たがりゲンパツ絶叫屋とは全く人種のちがう、優秀で誠実な感染症専門家と一緒に、流行のまっただ中で苦労して汗をかきながら、感染症対策に取り組んでいる沖縄県知事では、同じ左翼仲間でも180度施策の方向性が異なるようです。
繰り返しますが、PCR検査を税金を使って無制限に行うなどという愚行は百害あって一利無しです。当クリニックはこのような馬鹿げた、施策に強く反対するものです。(2020.8.24)
今週のお知らせを、別館から再び本HPに引っ越しすることにしました。どうしても別館だとみなさん足を運ぶのが面倒なようで、過疎になってしまったためです。
更新もなかなか進まなかったのですが、引っ越しを機会に、活発な情報発信を再開したいと思いますので、ぜひ定期的なチェックをお願いいたします。 (2020.8.24)
東京の新型コロナウイルス感染症の第2波(新宿発)も、7月下旬をピークに終息しつつあります。今冬のインフルエンザ流行に備え、新型コロナウイルス感染症に対するクリニックの感染予防レベルを格段に強化しつつ、「きれいでやさしい、そして楽しいクリニック」をなるべく早く、再建していきたいと思っています。
一時、撤去していた当クリニックの人気者達に再登場していただきました。ただし、お子さまと直接触れ合って、遊んでいただくのはもう少し時間がかかりそうです。まず、お子さまの手が届かない透明ビニールの内部、受付カウンターの上部の棚に整列させました。
<こどもの成長において、密接は重要である。こどもは触れ合うことによって、成長していく。体を接触させることにより、さまざまな感覚を発達させていく。
こどもにとって、あそびは「まなび」なのだ。」 そして、小さなこどもほど密接、親密が必要なのだ。>
という、こども環境学会の提言に、当クリニックは全面的に賛同するものです。
当クリニックは今後も密接、密着、親密こそ、子育てのエッセンスだと確信いたします。感染予防をしっかりと踏まえながら、お子さま、お母さまと密に寄り添う小児科クリニックを再度、作り上げていきたいと考えています。(2020.8.23)
新型コロナウイルス感染症はほぼ終息に向かっています。今回の新型コロナウイルス感染症は、自分がかかるのではないか、自分の職場が、家庭が崩壊するのではないか、という恐怖に取り憑かれなかった日本人はいなかったのではないでしょうか。
この大流行の中、じっと恐怖に耐えながら黙々と自分のできることを立派に遂行した人と、みっともなく取り乱し、悲鳴を上げながら、大声で他人を非難し、ただただ大声で泣きわめくだけの、社会にとって何の役にも立たない邪魔ものとが、はっきりと分かれた3ヶ月でした。
品川区も3月から4月のピーク時には、新型コロナウイルス感染症の患者さんが多数発生しましたが、このときに品川の医療を支えたのが、東京品川病院でした。東芝病院が身売りし、九州の医療グループの巨樹の会に経営が譲渡され、東京品川病院に代わったとき、不安に思った人も多かったのではないでしょうか。
しかし、今回の新型コロナウイルス感染症流行において、この病院は新型コロナウイルス感染症の疑いの患者を積極的に引き受け、入院加療を献身的に行いました。素晴らしい病院です。区からも感謝の声が上がっているのです。
おそらく東芝病院のままだったら、ここまで新型コロナウイルス感染症に係わることはなかったと思われます。東京品川病院が品川区にあって、本当に良かったと感謝しています。(2020.5.31)
新型コロナウイルス感染症騒動で、ますます鮮明になったのは、日本マスコミ連中の底知れぬ腐敗と邪悪さです。
まず、朝日新聞の編集委員だという、小滝ちひろのツイッター騒動です。この小滝某という男は自身のツイッターに、「戦争でもないのに超大国の大統領が恐れおののく。新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在」などと、信じられない書き込みを行ったのです。
にくらしいトランプやアベガーが困るなら、恐ろしい疫病の流行も痛快だという、おそるべき下劣な本性をあからさまにしたのです。しかも、多くの批判が殺到すると、一言も説明もお詫びもなく、ツイッターを閉鎖して、逃亡してしまいました。
いつも他者に対しては、説明責任を果たせだとか、真実を明らかにしろ、などと正義の味方づらをして騒ぎまくるくせに、いざ自分がその立場になると、一言のお詫びはおろか、弁解もないまま、あっという間に逃げてしまったのです。何という二枚舌、卑怯者でしょうか。
しかも朝日新聞は、公式ツイッターで下記のようなコメントでお茶を濁そうとしています。本人に記者会見を開かせて、発言の真意を釈明させることが、「私たちは信じている。言葉のチカラを」などと吹聴しまくった(朝日新聞のジャーナリスト宣言)新聞社の最低の責務なのではないでしょうか。呆れて物も言えません。(2020.3.22)
朝日新聞記者の小滝ちひろ編集委員が3月13日、新型コロナウイルス感染症に関してツイッターに不適切な内容の投稿をしました。
本社は報道姿勢と相いれない行為と重く受け止め、14日に専門的な情報発信を担う「ソーシャルメディア記者」の資格を取り消しました。説明やおわびをしないまま、本人が独断でアカウントを削除したことも不適切でした。深くおわび申し上げます。
小滝記者の投稿は「あっという間に世界中を席巻し、戦争でもないのに超大国の大統領が恐れ慄(おのの)く。新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在かもしれない」というものでした。記者は「ウイルスの威力の大きさを表そうとした」と説明していますが、「痛快」という表現は著しく不適切で、感染した方、亡くなった方のご遺族をはじめ、多くの方々に不快な思いをさせるものでした。記者は過ちを認め、「心からおわびします。深く反省しています」と述べています。
本社の記者ツイッターは記者個人の責任で発信していますが、こうした事態を招いたことについて、あらためておわびいたします。記者研修の強化などを通じ、ソーシャルメディアの適切な利用を進めます。(原文はこちら。)
*この小滝筆禍事件の詳細については、こちらのまとめをご参照ください。
2020年1月28日(火)、品川区役所第三庁舎講堂で開催された、品川区保育課職場企画研修「感染症への対応第2回」の講師として、約130名の区立、私立保育園の園長、看護師、保育士の参加者の方に、保育所における感染症対策についての講演を行いました。
講演は、「保育所における感染症対策ガイドライン」の解説と、保育園でよく見られる感染症と子どもの予防接種について説明を行いました。
また、当クリニックで実際に遭遇した、保育園園児の感染症の症例と保育園の感染予防対応について、現場で気づいたことなどもお話ししました。
講演後の参加者のアンケートでは、大変満足33.8%、満足52.3%と、86.1%の参加者に講演を評価していただき、大変光栄でした。
保育園に通う全ての子どもたちが、健康を害されることなく、すこやかに成長していくことを願って、当クリニックは品川区の保育園の関係者の方達と連携し、感染症対策を進めていきたいと思っています。(2020.1.29)
ヒブワクチン(サノフィ社製。アクトヒブ)の注射針の付け根部分に、錆が発生している製品がいくつか見つかり、現在この現象の原因調査のために、ヒブワクチンの出荷が全面的に停止しています。いつワクチンの供給が再開されるか、全く予測できない状況です。
このような事態のため、まことに心苦しいのですが、ヒブワクチンの新規の予約を停止させていただきます。ワクチンが供給される状況になれば、すみやかに告知し、予約を再開いたしますので、患者さんは今しばらくヒブワクチンの接種をお待ちいただくよう、お願いいたします。(2020.1.28)
2020年1月18日(土)、きゅりあん大ホールで品川区保健所、塩野義製薬共催の「国際大会を前に、知っておきたい感染症の知識と対策について」という研修会が開催されたので、参加しました。
演者は、大東文化大学スポーツ・健康科学部の中島一敏教授で、まず、中国武漢で発生している新型コロナウイルス感染症について現時点での情報を元に説明されました。
その後、感染症の基礎知識と風疹、インフルエンザについて解説されました。
今年はいよいよ東京でオリパラが開かれます。入国する外国人から感染症を持ち込まれる可能性もあり、危険な感染症に十分に警戒しながら、オリンピックの準備を進めていかなければなりません。当クリニックも輸入感染症を含む感染症の情報発信を、今後もしっかりと続けてまいります。(2020.1.19)
日本経済新聞電子版に「数字で見るリアル世論 郵送調査2019」のアンケート結果が公表されています(原文はこちら)。
このうち、政治・外交のコーナーで、「日本の組織・団体を信頼できる?」の問いの回答で、信頼できる第1位は自衛隊で60%、第2位が裁判所で51%、逆に信頼できない第1位は日経もその一員の「マスコミ」が国会議員と並んで46%と、燦然と第1位に輝いていました。
ちなみに2018年の同じ問いの回答では、国会議員56%、マスコミ42%で第2位だったのですから、ますますマスコミに対する正しい評価が増えているようで、マスコミにだまされない人が増えていることは日本のために喜ばしいことですね。(2020.1.19)
2020年、あけましておめでとうございます。今年も鈴の木こどもクリニックをよろしくお願いいたします。2020年は、どのような年になるのでしょうか。あらゆる意味で、激動の予感のする、歴史的な分岐点になるかもしれない年ですね。
2019年、消費税が上がりました。さらに景気の減速が加速しそうです。東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。敵対国の挑発はますます激しさを増し、悪意と憎悪に満ちた周辺国との対峙は続きそうです。
一方、北欧のフィンランドは合計特殊出生率が下がり続け、ついに1.4と日本並みになってしまいました。フィンランドこそ、「ネウボラ」の名も轟く子育て先進国で、我が国のお手本だったはずです。また、フランスも緩徐ですが、出生率は低下傾向にあります。しかも、これらの国の教育の荒廃は凄まじいものがあります。外国から移民を持ってくれば、解決する問題なのでしょうか。
現在我が国で策定され、実施されようとしている総合的な少子化対策は、本当に妥当であり、適切であり、今の日本の子どもたちと母親を幸せにするのでしょうか。
今年の鈴の木こどもクリニックは、本当の子どもの幸せは?本当の親子の幸せは?という喫緊の課題に対し、紙の上での薄っぺらな、口先だけで自らは全く汗をかかない、空疎で害のみしかまき散らさない無の饒舌を排撃し、当クリニックを信頼されているかかりつけの患者さんとともに、この問いに対する答えが提示できるよう、全力で取り組んでいきたいと考えています。(2020.1.5)