鈴の木こどもクリニック-乳児健診のご案内

ⅰ)乳児健診とは

ヒトはお母さんから生まれて立って歩けるようになるまで、急速に発育・発達していきます。

出生後1年間で身長は2倍、体重は3倍に増えます。ただ、オッパイを吸うだけだった赤ちゃんが1年後には立って、自分の手で物を食べ、言葉をしゃべるようになります。

ヒトはその身体に中に、発達のためのプログラムが内蔵されていて、段階を追って成長していくのです。

赤ちゃんの発育、発達が順調か、診察して確認することが、乳児健診の大きな役割です。しかし、健診の意義はそれだけに留まらず、赤ちゃんと周りのご家族が健やかに幸せに暮らしていけるよう、見守り、さまざまな助言を行う事も大切な役割だと当クリニックは考えています。

そのために、鈴の木こどもクリニックは医師、看護師、保育士、栄養士、管理栄養士など、子どもに係わる他職種のスタッフが、赤ちゃんとお母さま、ご家族のために健診に係わっているのです。

乳児健診はただ、身長と体重を計って終わりではありません。それはあくまで、乳児健診の出発点にすぎません。

鈴の木こどもクリニックの行う、各月例ごとの乳児健診の概要を、簡潔にご説明いたしましょう。



ⅱ)健診の内容

 身長・体重・頭囲・胸囲測定、内科的(小児科的)診察、神経学的診察、発達チェック、栄養相談、その他の検査を行います。

①1ヶ月健診
小児科受診される赤ちゃんは少ないようです。当クリニックは1ヶ月健診も行っています。

②4ヶ月健診
品川区では集団健診が行われてきましたが、新型コロナウイルス感染症の流行もあり、現在医療機関で個別健診も受けられるようになりました。4ヶ月児健診票、保護者アンケートを記入の上、ご持参ください。
当クリニックでも、集団健診に準じたかたちで、4ヶ月健診を行っています。

身長、体重、頭囲、胸囲を計測し、発育の状態を評価します。
発育不良の疑いがあれば、栄養士による栄養相談を行い、体重の追跡を行います。
頭囲のチェック、股関節の開排の確認を行います。
臍ヘルニアがあれば、圧迫療法を行います。母斑(あざ)、皮膚洞、外性器のチェックを行います。
食物アレルギーの相談、赤ちゃんの肌の相談を行います。

③6-7ヶ月健診
品川区は個別健診で実施されています。コロナ禍ですが、感染症のお子さまがいない時間帯に密を避け、予約制で健診を行っているため、安心してお子さまをお連れください。

身長、体重、頭囲、胸囲を計測し、発育の状態を評価します。
発育不良の疑いがあれば、栄養士による栄養相談を行い、体重の追跡を行います。6ヶ月までは母乳栄養で十分でしたが、6ヶ月過ぎると離乳のための補完食が必要になってきます。離乳について、ご説明いたします。
頭囲のチェック、離乳開始に伴う食物アレルギーの相談、赤ちゃんの肌の相談を行います。

④9-10ヶ月健診
品川区は個別健診で実施されています。コロナ禍ですが、感染症のお子さまがいない時間帯に密を避け、予約制で健診を行っているため、安心してお子さまをお連れください。

身長、体重、頭囲、胸囲を計測し、発育の状態を評価します。
離乳が順調で無ければ、栄養士による栄養相談を行います。
頭囲のチェックで拡大が見られれば、頭囲超音波検査を行います。
離乳開始に伴う食物アレルギーの相談、赤ちゃんの肌の相談、治療も行います。

ビタミンDの摂取、日光浴によるくる病の予防、発育のスピードや早産児に見られる鉄欠乏性貧血の啓発、スポットビジョンスクリーナを用いた乳児視力検査を行います。
また、事故予防の説明を行います。

当クリニックで乳児健診を受けられば、小児科専門医療機関におけるハイレベルな乳児健診をご体験できると思います。





ⅲ)乳児健診実施日

当クリニックの乳児健診は、月、火、木、金曜の 3:00PMから3:30PMに、予約制で行っています。
ご希望の方は、クリニック受付(☎03-3786-0318)に、電話でご予約下さい。

この時間帯は、乳児健診だけを行っているわけではありません。また、当クリニックの健診担当医は、いずれも長年小児科診療に携わってきた、経験豊かな小児科専門医です。

ⅳ)健診費用

6ヶ月健診、9ヶ月健診は無料です。(保健所から送られてきた、健診票をご持参下さい) 

1ヶ月健診、4ヶ月健診*、1歳児健診などは3000円の費用が発生します。(6-7か月、9-10か月以外でも、ご希望の月齢で健診を行います。ただし、公費の助成がないため、やはり3000円となります。)
*現在、無料で健診が受けられます。(健診票、アンケート持参要)

また、健診の結果、異常の疑いがあり(例えば、体重増加不良など)経過を見る場合は病気扱いとなり、保険診療となります。

乳児健診は、赤ちゃんの成長、発達を確認する大切な機会です。場合によってはお母さまに対する支援の場にもなります。コロナ禍においても、健診の重要性はかわりありません。

必ず健診を受けることを、当クリニックはかかりつけの患者さんに強くお勧めいたします。当クリニックもまた、密を避け、感染予防を徹底するため、健診の予約を制限しています。安心して、健診にご来院ください。

また、赤ちゃんの発育・発達を評価することなく、検査などしても意味がありません。当クリニックは赤ちゃんに不必要な負担をかけると考えられる、血液検査を全ての健康な赤ちゃんに一律に行うことは致しません。流れ作業の駅前チェーン店のマクドナルド式健診ではなく、いかに寄り添い、支援をしていくか、当クリニックの健診はこの点を最大の目標としています。

赤ちゃんの専門医=小児科専門医での健康診査を、当クリニックは大切な赤ちゃんの健やかな育ちのために、強くお勧めしたいと思います。



ⅳ)栄養相談


健診の後に、当クリニック栄養士・管理栄養士による栄養相談を行っています。(無料)

母乳栄養、離乳のための補完食の進め方、乳児期の栄養の問題、特に鉄、ビタミンD、食物アレルギーなどについて、ご説明いたします。

また、体重の増え方、補完食の実際と食べさせ方、補完食のこんだてなど、お母さまのご相談に応じます。