鈴の木版 アレルギーについて
「変な反応」-オーストリアの小児科医ピルケによって名付けられたアレルギーは、「大騒ぎの、けたたましい」免疫反応です。免疫とは外敵から自己を守る防衛反応のことであり、自然界では下等な生物でもこの防衛システムを有しています。
それがヒトにおいて高度に完成し、複雑かつ巧緻な免疫システムが日々発動され、私達を外敵から守っているのです。ヒトのからだには不断に異物(敵)が侵入しています。
それなのに、私達が平穏な日々を送れるのは、からだの中の免疫システムが外界からの侵入者を捕捉し、排除し続けているからなのです。
この素晴らしい免疫システムが変調を来し、さまざまな症状を呈するのが、アレルギーの病気です。現在、アレルギー診療は急速に進歩・発展しています。10年前とは治療が一変したアレルギーの病気もあります。
2022年のアレルギー疾患、その最新の治療のまとめと、当クリニックのアレルギー診療について、ご説明いたします。
T.アレルギー総論
U.アレルギー各論
1.気管支喘息
2.アトピー性皮膚炎
3.花粉症
4.食物アレルギー

