鈴の木版 アレルギーについて
2024年3月11日更新
「変な反応」-オーストリアの小児科医ピルケによって名付けられたアレルギーは、「大騒ぎの、けたたましい」免疫反応です。免疫とは外敵から自己を守る防衛反応のことであり、自然界では下等な生物でもこの防衛システムを有しています。
それがヒトにおいて高度に完成し、複雑かつ巧緻な免疫システムが日々発動され、私達を外敵から守っているのです。
ヒトのからだには不断に異物(敵)が侵入しています。それなのに、私達が平穏な日々を送れるのは、からだの中の免疫システムが外界からの侵入者を捕捉し、排除し続けているからなのです。
この素晴らしい免疫システムが変調を来し、さまざまな生体に不利な反応を惹起するのが、アレルギーの病気なのです。
現在、アレルギー診療は急速に進歩・発展しています。10年前とは治療が一変した、アレルギーの病気もあります。アレルギー診療は、一日ごとに変化し、進化しているのです。
最新のアレルギーの病気の考え方と、鈴の木こどもクリニックのアレルギー診療の実際について、お話ししていきたいと思います。
T.アレルギー総論
U.アレルギー各論
1.気管支喘息
2.アトピー性皮膚炎
3.花粉症
4.食物アレルギー